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はじめに

今回はマインドフルネスと時間というテーマで話を進めてみたいと思います。現代人である私達はより早く、より効果的に、より便利にと私達の生活を変えてきました。
そのような生活スタイルの中で、私達はすべてのことは早い方がいいと思いこんで生活している節があります。
しかし、実は生きる上で人間はそれぞれの時間、テンポそして、リズムがあります。そして、人それぞれそれらは異なります。私自身は時間の軸をすべて早いものばかりに合わせるのは問題が生じるのではないかと思います。すべての物事が早いものに合わせてできるようにはなっていません。
時には自分の状態にしっかり向き合い、自分自身の内側へ気づきを向けて時間をかける必要があります。
今回はその時間の重要性について話していきたいと思います。

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それぞれの時間軸

私は現在、子育て真最中で二人の息子がいます。長男は4歳、次男は1歳です。子育てをしているとその子供のペース、発達の時間ということに気づきます。
二人の男の子の発達を見ていても、長男と次男では発達のペースが違います。
長男は1歳になる前に歩き出しました。ハイハイの時期はほんの1か月程度と短い期間でした。しかし、次男は違いました。ハイハイの期間は比較的長く歩き始めたのも1歳2ヶ月の頃でした。歩き始める準備・時期・ペースも二人の子供とも全然違いました。歩くことだけではなくそれは人の発達すべてに関わっているものです。すべて、ひとくくりにはできない事をよく理解しておく事が大切な事だと思います。
以前、『内蔵とこころ』(著書:三木成夫)という本を読んだことがあります。この本はとても面白く生命の誕生、幼児の発達、内臓感覚と心の発達について書かれています。人間の発達についてどのように変化していくかをよく勉強できると思います。自分たちは大人になってしまうと、健康な方は日常生活動作すべてが意識せず自動的にできます。しかし、実はその能力を手に入れるまでとてもたくさんの失敗とプロセスを経ている事を知ると良いでしょう。興味のある方は是非お読み下さいね。
そして、発達の過程、かかる時間も人それぞれ違うとまず認識を持つと良いと思います。早いからいい、遅いから悪いという事ではありません。じっくり向き合う方が良い場合があります。それぞれの時間があるということでしょう。

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続きは後編で。

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