ことし6月に放送された、NHKスペシャル「キラーストレス」では、こんなふうに言われていました。
「ストレスを感じるとまず最初に、扁桃体が反応し・・、それから体中にストレス反応が起きる・・・」
これって何気なく見すごす人は見過ごすと思いますが、私たちはここを見逃さないのです。
なぜなら、「ストレスを感じると最初に扁桃体が反応し」って、軽く流していますが、そもそも何に対して扁桃体が反応するのかということが説明されていないのです。
ここがわからなければ、根本対策をとれないのでありませんか?
「扁桃体が反応し・・、それから体中にストレス反応が起きる」というのは結果としてそうなることだと思いますが、こうなると、あとはお医者さんに行きましょう、薬を飲みましょう、となるのではないでしょうか。
そして番組では、そうなったあとでこう対処しましょうとか、そういう事後策、つまりストスコーピングというものを紹介していました。これはこれでよいと思います。
しかし、そもそも何に反応しているのか。これが根本原因であり、これを対処するのが根本的な、うつ、メンタル不調対策だとこちらでは考えています。
そもそも扁桃体は何に対して反応するのか。
私たちは、ここを明確にしています。仮説でも、再現性ある結果が得られているので、間違いないと考えているのです。
扁桃体は、2つのものに反応します。それはいったい何か。
続きは後編で。
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この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。