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前編では2種類のセルフケアの方法をお伝えしました。
実は、もう一段階あります。あるがままの自分を発揮できる自分になると、徐々に他人を無条件に愛することができる自分になっていくのです。

私も今、この段階は試行錯誤しています。なので、繰り返すと人は誰もが、「他人の顔色を気にする自分」から、「あるがままの自分を発揮する自分」へと旅を続けているのです。

たとえば、私はもともと人に対する恐怖心が非常に強いタイプでしたが、今では、そういう感覚がほとんどないのです。500人くらいの人の前で話しても、別に何も感じないのです。

周りの顔色が気にならなくなってきたのです。もちろん今でも、顔色が気になるときはあります。どちらかというと、高学歴な人が集まるところでは、なんか不安があります(笑)。

これが私の課題で、でもいつかなくなると思います。人それぞれにこれと似たようなことを経験して、人は皆、あるがままの自分を作り上げていくのです。自己成長といった意味が伝わるでしょうか。

うつ、メンタル不調の方々は、周りの顔色が気になる度合いが非常に強いだけで、基本的な原因・対策は、健常者と同じことなのです。

このことが十分にわかるにつれて、今自分にはメディケアが必要なのか、セルフケアが必要なのか、が自分でわかっていくのです。

ちなみに今の私は、あるがままの自分の生き方からずれたとき、ストレスや病気になることがわかっているので、病気になっても早い段階で「周りの顔色が気にならない自分」へと生き方修正をするので、この30年近く薬を飲んだことがありません。

身体サインは消えていくので別に困らないのです。

政府がこういうPRをすれば、国の医療財政は大幅にコストダウンすると思いますが、製薬会社がクレームを言うでしょうから、政府はしないでしょう(笑)

そして、周りの顔色が気にならない生き方への変換を、自分一人ではなかなか上手にできないとき、私たちのようなプロ心理療法士のサポートをうまく活用していただければよいのでは、と思います。

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この記事を書いた人

mr.yamamoto
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)

顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。

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