前編を読んでおわかりのように、いつも将来に事に対して「良い予期」ができる自分になるということは、つまり、性格を変える、ということなのです。性格を変えるという言い方がすこし大げさに聞こえるようであれば、感受性を変えるということなのです。生き方を変える、と言ってもいいです。全部同じ意味ですが(笑)。
人目を気にしすぎる自分をもうやめる!と決めることなのです。今までの自分を変える!と決めることなのです。自分の性格を変える!と決めることなのです。
こう決意するためには、今までの自分に「決別する」と強く決意することが必要なのです。別の言い方をすると、今までの自分にある意味「強く自己嫌悪する」事が必要です。もうこんな自分はいやだ!と。
私は10代のころに対人恐怖になって、以後、20年近く苦しみましたが、もうこんな自分はいやだと徹底的に自己嫌悪したのです。
なぜなら、あるがままに人と接することができない自分が、どれほどに非生産的で、生きにくく、楽しくなく、生きている実感を持てず、何度も同じ失敗を繰り返す情けなさを実感し、人の目線や評価ばかり気にする自分にとことん自己嫌悪をしたからです。
自分を変えたい! と思ったからです。
薬はあなたが、今の自分を変えると決意しなくても、人工的に脳内に快感物質や情緒安定物質を分泌させます。自分を変える必要がない分、だからある意味、ラクでもあるんですね。
要は、あなたの選択の問題なのですね。
「自分を変える」と決めたくなければ薬があなたを人工的に「良い予期」を感じさせてくれるでしょう。でも、たぶんずっと飲まなければならないでしょう。
なぜなら、悪い予期をしてしまうまわりの目を気にする心配性の自分の本質的性格は、そのままだからです。
何かの刺激やストレスが加わると、すぐに悪い予期をしてしまう自分は変わっていないからです。だから再発リスクが高いのですね。
「良い予期」ができる自分とは、それまでの自分とは決別した自分です。基本的に自分に自信があり、あるがままの自分を周囲に見せることに不安がない状態です。
うつ、メンタル不調から脱却するとは、自分を変える!と決意する事なのです。決意していただければ、あとは、扁桃体の感受性を安定させる心理療法を行えば、約15時間前後で急激に変化させることができるのです。
自分を変える! とまで思えない方は、まだそういうタイミングではないのかもしれません。人それぞれですから。
うつ、メンタルとは、自分自身を変える、新しい自分になる!ということが根底に流れているテーマで、それをすると改善できるのですよ、ということが多くの方々に、理解されるといいなと思っています。
こういうことを実践して、某上場企業では、初回うつ休職者の再休職率が3年半0%という結果に貢献し、この産業医は論文発表しているのです。
扁桃体を鎮静化して、うつやメンタルヘルス不調を約20時間前後で解決する事例をたくさん出している脳科学メンタルセラピーセッションで、最後までしっかり解決していきたいと本気で思われた方はまずは無料体験セッションをどうぞ。⇒こちら
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■11/28発売のビジネス誌「プレジデント」のP34に私が取材され、掲載されました。
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■このたび9/14に私のメンタル本が出版されました。
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うつ状態に陥っていた私が復活できたセルフセラピー法をシンプルにして、皆さんでもできるテクニックを解説している本です。関心ある方はどうぞ。
この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。