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図1

代謝が高まる季節です

3月6日は啓蟄。旧暦では冬ごもりしていた虫たちが穴から出てくる季節を迎えます。同じく、長らく冬眠状態であった私たちの身体もこの季節になると次第に目覚め代謝が高まります。デトックスとは解毒・無毒化という意味。自然と代謝が高まるこの季節、身体に余分なモノ、負荷をかけるモノをスムーズ排出できることが、気持ちのいい春へ移行する上での大切なポイントになるのです。

肝になる、肝臓ケア

代謝、解毒のカギを握るのは肝臓です。ストレス、空気の汚れ、食品添加物や農薬、アルコール、カフェイン、医薬品など、生活している中で知らず知らず肝臓に負担をかけていることは多いのです。肝が据わる、肝っ玉かあさんetc. といった言葉からもわかるようにまさに肝臓が元気だと生命力が高まります。黙々と働く臓器ゆえ「沈黙の臓器」などと呼ばれますが、春の訪れと同時に、今一度しっかり目を向けてケアしてあげましょう。

春のたんぽぽコーヒー

その肝臓のケアに良いハーブの一つにダンデライオンがあります。和名は西洋タンポポ。自然食品店などでタンポポコーヒーとして見かけることも増えました。
道端でも力強く生きるこの植物。メディカルハーブとしては、強肝・利胆作用に優れる成分を含むと同時に、緩下作用(お通じをよくする)や、カリウム・カルシウムといった不足しがちな必須ミネラルも含みます。
そして、この多様な成分を手軽に丸ごといただけるのがハーブティです。根をローストした形でハーブショップなどで簡単に入手できます。キャラメルに似た味と香りで、ミルクなど乳製品との相性もバッチリです。バニラビーンズなどのトッピングでさらに美味しくなります。いつものコーヒーの一杯分をこちらに替えてみる、、、そんな心がけ一つからデトックスケアしてみるのはいかがでしょうか。

図2

「春の歌」でこころも軽やかに!

そして、今日の1曲はメンデルスゾーンの「春の歌」。日々の情景や心情をまるで日記をつけるかのように創作し続けて出来上がった無言歌集というピアノ曲集の1曲。曲の冒頭に作者が「春の歌のように」と注釈を入れたことからこの題名がついたようです。
この曲を聴くと、温かな日差し、春霞のかかった水色の空、やさしく漂う花の匂い、、、そして、ポロロン~という装飾音からはそよ風や川の流れを感じ、こころに動きを与えて、気持ちを軽やかにしてくれます。からだとこころのデトックスのお供に、ぜひどうぞ。

春の歌 Mendelssohn (音源:PTNA音楽事典より)⇒こちら

この記事を書いた人

Emi(音楽ハーブセラピスト)

ハーバルセラピスト、ヒーリング音楽カウンセラー、+TONE(プラストーン)主宰。音楽・植物療法を用いた「五感を開いたストレスケア」を世に広めるべく活動中。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っています。

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https://www.facebook.com/plustone.jp