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呼吸は自律神経の支配を受け、また呼吸は自律神経に影響を与えます。
簡単にまとめると次のようなものです。

・吸気は交感神経(活動的な時に働く神経)を刺激する
・呼気は副交感神経(リラックスしている時に働く神経)を刺激する

この原理を利用して、今回は通勤中に行える呼吸の活用法を紹介したいと思います。
上手く呼吸を用いることで、仕事の効率を挙げたり、逆に短時間でも効率のよい休息を取ることが可能です。
是非試してみてください。
(ちなみに、以下の内容は電車や車通勤の方を想定して書いておりますのでご了承ください)

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呼吸のポイント

吸気と呼気で刺激する神経がことなりますので、目的に応じて使い分けることが出来ます。

「これから頑張るぞ!」「テンション上げていくぞ!」という時には交感神経を優位にしたいので吸気を長くします。

逆に緊張しすぎてるから落ち着きたいという場合や仕事で神経が興奮した状態を鎮めたいような時には副交感神経を優位にするために呼気を長くするというのがポイントです。

これから頑張りたい時

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これからいいパフォーマンスを発揮したい!士気を高めたい!という時に有効といわれる呼吸法には、様々な手法があります。

武術で用いられている「武息」やヨガの呼吸法の中でも集中力や持久力を高める目的で行われる「火の呼吸法」、特殊部隊が戦地に向かう時の呼吸法などなど。
これらの呼吸の共通点は次のようなものがあります。

・テンポの早い呼吸
・深く強く早く息を吐き出す

方法は次の通り
1)肺に残っている空気をすべて吐き出します。
2)鼻から息を吸い込みます。この時、腹の底から空気がたまるように吸い込み、肺の上部まで空気でいっぱいにします。
3)2〜3秒息を止めます。
4)肺に溜まった空気を一気に口から吐き出します。

何度か繰り返すと体が暖かくなり、頭がさえてくる、あるいはすっきりするような感覚を得られると思います。
別の方法として、ハーハーと深く強く早いテンポで呼吸を行っても同じような効果を得られますが、電車などで周囲に人が多い場合にはオススメしません(笑)

気持ちを落ち着かせたい時の手法については、後編で。

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