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トラウマ、という言葉は今の自分の心のバランスを崩す原因として良く知られていますね。

私のところには、いろいろなトラウマをもっている人が来ます。うつ、メンタル不調、生きにくさを抱えている人は、何らかのトラウマをもっていますから。

人の死に直面した人、自分自身が死にそうになった人、などの物理的な死を経験をした人はもちろん、意外と知られていないのは「精神死」を経験した人、です。

親や重要な人に見捨てられることを言われた、受け入れてもらえなかった、必要な時に守ってもらえなかった、ひどいことを言われて傷ついた、など。

こういうものも精神的な死を経験したということで、トラウマと言うのです。

そして、今日お伝えしたいことは、実は、トラウマとは扁桃体の感受性を安定させてしまうと、なかったことになってしまうのです。

実は、こちらにトラウマの捉え方は、従来の心理学やカウンセリング、などとは、ちょっと違う点があるのです。

なにが違うかと言うと、多くの常識的な心理学やカウンセリングでは、その出来事があったから、トラウマが生まれた、と考えています。

親しかった人が亡くなった、自分は親にひどいことを言われた、こういう傷ついた出来事を経験した、だからトラウマになって、以後、その時と同じような人や状況の前では、こわくなってうまく話ができなくなった。

だからあの出来事がトラウマとなった、など。

だから多くの心理学やカウンセリングでは、その出来事自体に焦点を当てて、いろいろ話を聴いたり、分析したりしますよね。

その問題自体を解決しようとするのです。

こちらのアプローチ法は違うのです。

もともと扁桃体の感受性が非常に敏感だからこそ、その出来事に深く傷ついてしまう、自分になってしまったということです。だからこそいつまでもその出来事を忘れることができない敏感な感受性を持つようになった、ということです。

もちろん、そういう出来事があったら、傷つきますよ。でも、扁桃体がある程度安定している人は、いつまでもずっと傷ついたままと言うことはないのです。

続きは後編で。

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■6/25(日)13時~。日本産業カウンセラー協会神奈川支部での総会で、私、山本潤一が講演することになりました。テーマ→「脳科学心理療法のご紹介」 申し込みHPができ次第、改めてご案内します。

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この記事を書いた人

mr.yamamoto
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)

顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。

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