「高齢者の1日9時間以上の睡眠は脳変性の初期徴候ならびに認知症リスクが上昇していると考えられる可能性があるとの研究が明らかになった。フラミンガム研究の解析。米国神経学会(AAN)が2月22日、Neurology誌に掲載。解析の結果、9時間以上睡眠していた人は、そうでない人に比べ認知症発症率が2倍上昇。」
高齢者の睡眠時間が増える要因は4つ考えられます。
・やることがなく早い時間に就寝する
・やることがなくてついついお昼寝が長くなる
・8時間以上寝なくてはという思い込みから寝床に入っている時間が長い
・覚醒を維持する機能が低下し夕方過ぎに眠くなる
また、高齢になると8時就寝、4時起床といった超早寝・早起きになり早く起きてもテレビもやっていなくて困る・・・というお悩みもあります。
特にバリバリ仕事をされていてじっとしていることが苦手なのだけど、仕事をするほど足腰がじょうぶでない方にとっては時間の使い方は難しいと聞きます。
対策としては、夜に光を浴びてなるべく長く起きていられるようにすることが大事です。
昼は外に出かけて様々な人とコミュニケーションをとり、情報収集。夜は、夜更かしにならない程度のパソコンや、写真の加工、絵葉書き、ボランティアなど長く楽しめる趣味や手仕事を見つけることが健康の近道かもしれませんね。
また、高齢の方の夜の活動を応援するまたはこういった方から学ばせていただくサービスがあるといいですね!
▼記事元 高齢期の睡眠時間延長は認知症のリスク【米国神経学会】⇒こちら
この記事を書いた人
塚島 早紀子(つかしま さきこ)
快眠プランナー、上級睡眠健康指導士。楽しい睡眠をテーマにした「pleasantsleep.jp」を開設。執筆、講演、メディア出演などを通じで楽しく取り入れられる快眠レシピを発信中。