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図1

心は両面性を持っている

一年365日、こころの状態はいいときもあれば、悪いときもあります。そして、そもそも自然界そのものに陰と陽があるように、一人の人のこころにも、両面性があるのが自然と言えるでしょう。
人によっては、なんとなくバランスが崩れやすい曜日、時間帯、季節、シチュエーションなどがわかっているかもしれませんね。
今回は、両面性を持つ私たちの心身のバランスケアに役立つアロマをご紹介します。

人のこころを代弁するタンゴ

アロマをご紹介する前に、、、
先日、フランスのアコーディオン奏者の第一人者であるリシャール・ガリアーノの演奏を聴きに行きました。
たぶん聴衆がお目当てであったと思われるのは代表作のタンゴ。男性も女性もこの曲に惹きこまれていたのがわかりました。フランスに渡りアレンジされたタンゴは、アルゼンチンタンゴのように激しくはないのですが、強さと弱さ、憂いと希望、静けさと激しさ、、、こういった人間そのものが持っている要素を多分に含んでいると思います。
音楽療法には「同質の原理」~聴く人の心理状態に寄り添った調子やテンポの音楽を聴くことで徐々に状態を回復させていく~があります。もともと、ブエノスアイレスの移民の踊りから生まれ、後にヨーロッパに渡り形を変え続けるタンゴは、日々の困難や喜びに複雑に変化する私たちの感情の代弁者であり、それが多くの人のこころを動かすのかな、などと思いました。

図2

バランスがキーワードのアロマ「ゼラニウム」

そしてご紹介するアロマは、バランスがキーワードの「ゼラニウム」。ハーブのゼラニウムは窓辺でよく見かける園芸用のものとは異なり、別名「ローズゼラニウム」と呼ばれます。葉を蒸留した精油の成分組成はバラに非常に似ており、その香りもバラ様で甘く華やか。中でもフランス領レユニオン島産の芳香がすばらしいとされます。
このアロマは、自律神経や内分泌の調整能力に優れ、ストレスによる落ち込み、緊張による心身のこわばり、そしてホルモンバランスや皮脂分泌のバランスも整えてくれます。
不安でちょっと気持ちが塞ぎがちなサイクルに入ったら、お出かけ前にハンカチに一滴垂らしてお守り代わりにしてみましょう。不安を軽減して気持ちを少し明るくする、そんなセルフケアに役立ててみてください。

クロードのためのタンゴ Richard Galliano →こちら
音源:Youtubeより

この記事を書いた人

Emi(音楽ハーブセラピスト)

ハーバルセラピスト、ヒーリング音楽カウンセラー、+TONE(プラストーン)主宰。音楽・植物療法を用いた「五感を開いたストレスケア」を世に広めるべく活動中。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っています。

http://plus-tone.com/

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