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図1

現代ストレスでもある眼の疲れ

私たちは感覚器≒五感を通して外界からの刺激を受けています。そして、この刺激が過剰であればストレッサー(ストレスの元)になるわけです。
ところで、五感といいますが、外部からの情報を処理する際、その殆どを視覚で行っていると言われます(87%という説も)。また、ある調査(花王実施、2014年男女400名)によると、夕方16時~23時に目の疲れを感じる人は8割以上で、パソコンなどディスプレイを使うこと(VDT作業)による眼精疲労の一種として「夕方老眼」なるものもあるとか。
目が乾く(空調の影響も大きいです!)、目の奥が痛い、瞼がピクピクする・・・・など「目が疲れた~」という実感は私自身も慢性的に感じており、ひどいときは頭のゴリゴリ(血行不良?)も指摘されます。
改めて、現代のワーキングスタイルは目という私たちの大事な感覚器官にはとても酷なのです。市販のアイマスクも人気のようですが、今回は、実はアイケアにもなるメディカルハーブとしてのバラと音楽をご紹介します。

図2

香りだけじゃないローズの効用

バラの香りは古来より人々の悲しみや苦痛に寄り添い、生きる力を与えてきました。
メディカルハーブのローズ(Rosa Gallica)の精油成分には抗不安作用があります。また、ティーで抽出するとピンクに色づくその色素はブルーベリーなどで有名な「アントシアニン」で、眼精疲労に作用します。また、熱湯で抽出したローズティにはたんぱく質を固めるタンニンも含まれ、収れん作用があります。
優雅なだけじゃない、多成分で多機能なローズ。アツアツのローズティーの浸出液(ハーブティ)で簡易おしぼりを作って目に乗せれば、温熱効果も加わり、ストレスを抱えた眼精疲労をほぐすここちよいケアとなります。

人生はバラ色!

バラの香りは疲れたこころを癒し、自己肯定感を高めます。そこで、今回はオードリーヘプバーンの代表作でもある、麗しのサブリナで流れる曲「La Vie en rose(ラ・ヴィアン・ローズ)」をご紹介します。
失恋からパリへ渡り、見違えるようなレディになった主人公が、パリを去る前夜に「人生はバラ色、、、恋も自分でつかむもの」と手紙にしたためるシーンで流れる名曲です。
今回は、パリっぽいアコーディオンとオーケストラの演奏で。未来への広がりが感じられて少し気持ちが上向く感じがしませんか?一日、一週間、酷使した目を休めならが、夢見るひと時をお過ごしください。

La vie en rose ⇒こちら
音源:Youtubeより

この記事を書いた人

殿村江美

ハーバルセラピスト、ヒーリング音楽カウンセラー、+TONE(プラストーン)主宰。音楽・植物療法を用いた「五感を開いたストレスケア」を世に広めるべく活動中。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っています。

http://plus-tone.com/

https://www.facebook.com/plustone.jp