私はもともとプロとして、カウンセリングやセラピーの活動を開始したのは、1995年あたりです。そのころは、主に話を聴く、というようなよくあるカウンセリングを実施していました。
また、過去のトラウマを癒したり、親子関係に原因を求め、癒すというようなカウンセリングもやっていました。でも、そういったことを通して実は思ったことがあったのです。
それは、
「このやり方では、うつ、メンタル不調、生きにくさは解決しないな」ということです。
何より私自身の、ヒトへの怖さは消えなかったし、多くの人々が何度やっても、解決していなかったのです。何度でも、同じことを繰り返していました。
また、ヒーリング、スピリチュアルなセミナーにもずいぶんたくさん参加しましたが、そこには毎回参加している常連さんがいて、毎回同じようなテーマを取り上げて、ヒーリングをしていたのを何度も見ました。
私自身も何度も何度も同じことをやっていましたしね(笑)
そういうものなのかな、と内心思っていました。
でも、あきらめたくなかったのですね。
で、その時に思った最大の疑問は、「心が、本当に、うつ、メンタル不調を作っているのか?」ということです。なぜなら、心が作っているのだとしたらもう十分に、と言えるほど心を探求したからです。
なのに、改善できなかった・・・。もちろん、なにか足りないところがあったのかもしれません。しかし、私はふと、思ったのです。
「はたして、心が、原因なのか? もし違うとしたら???」
続きは後編で。
************************************************************
■2017年6月25日に日本産業カウンセラー協会神奈川支部総会で13時~14時45分まで講演することになりました。テーマは「脳科学心理療法のご紹介」。ご興味ある方はどうぞいらしてください。申し込み詳細は以下のHP http://kanagawa-c.jp/ トップページの一番い上の大きなバナーをクリック。
■私のメンタル本がこのたび増刷されました。
「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」 出版社・秀和システム
うつ状態に陥っていた私が復活できたセルフセラピー法をシンプルにして、皆さんでもできるテクニックを解説している本です。関心ある方はどうぞ。
この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。