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自律神経の乱れを整えるのに役立つ簡単な運動、それが手首ゆらしです。
では、実際に手首ゆらしを実践した人にはどのような変化が現れているのでしょうか。

ここにある実践された方の体験談をお読みいただき、ぜひ参考にしてみてください(健康情報誌『わかさ』に掲載されたものです。年齢や職業、症状などはすべて取材時のものです)。

手首ゆらしについてくわしくは、さかえクリニック院長の末武信宏先生が執筆された記事

自律神経の乱れが整う医大実証エクサ「手首ゆらし」。現代人に多い交感神経優位の状態を正す方法

をご覧ください。

体がハードウェアなら、自律神経はハードを動かす重要なソフトウェア

自律神経のバランスが乱れた状態が続くと、便秘や不眠、耳鳴り、肥満、腰痛といった実にさまざまな不調が現れて、通常の治療だけでは回復が難しくなることがよくあるといいます。

自律神経の専門家で医師の末武信宏先生の話では、私たちの体をハードウェア(目に見える、形のあるもの)とした場合、自律神経はハードを動かす重要なソフトウェア(目に見えない、形のないもの)とのこと。
そのソフトウェアの働きを正常に保つために開発されたのが、「手首ゆらし」(正式にはセル・エクササイズという)だといいます。

実際に、末武信宏先生の指導のもとで手首ゆらしを試した方の体験を紹介しましょう。

おなかの張りが消えて便秘もよくなった

小島直子さん(主婦・70歳・仮名)は、30年来の便秘に悩んでいました。

小島さんは、便秘に効くという市販の便秘薬やお茶などをいろいろ試したそうです。
しかし、三日に一度お通じがあればいいほうで、便秘薬やお茶を飲まなければ、何日もお通じがない状態でした。
おなかの張りや痛みがひどく気分も悪くなって、食欲も落ちてしまっていたとか。

小島さんは、末武先生の病院で調べたところ副交感神経の働きが著しく衰えていたそうです。
そこで、治療とともに手首ゆらしを一日数回、1カ月ほど続けるように指導をされました。最初のうちは変化がなかったものの、小島さんは信じて続けたといいます。

すると、お通じが以前よりもスムーズになって、トイレに長くこもることが少なくなったのです。その後も手首ゆらしを続けたところ、毎日必ず一回はお通じがあるまでに改善したといいます。
今は食欲も出て、食事を楽しみながら毎日イキイキ生活されているそうです。

その後も再発を防ぐために手首ゆらしを実践しています。

続きは後編で。

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