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前編では、体が思ったように動かなくなる運動障害である、イップスについてお話ししました。ではなぜ、今まで何ともなかったのにある日突然、イップスになってしまうのか。

これは脳や偏桃体の機能のことをわからないと理解されにくいのですが、私の今までの経験ではこう言ってよいと思います。それは、
「自分自身に笑顔を向けてくれる人の表情が、自分の身近からいなくなったこと。または今現在、いないこと」

プロゴルフや野球、テニスなどもそうですが、個人スポーツの場合、自分自身の親が、小さいときからコーチであることが多いですね。または親代わりのコーチの指導を小さい時から受けています。

シビアな指導を受けていますから、うまくいけばほめられ笑顔を向けてもらいますし、うまくいかないと怒られ、つまり怖い表情を向けられていますね。

この親、または親代わりの「過去の表情記憶」が、偏桃体に非常に大きな影響を与えます。

ある意味、良い笑顔をし、庇護者であるコーチの顔が自分の身近にいるときは扁桃体は安定し、つまり不安や恐怖感情は軽減しますが、いなくなったり、または、自分自身の成績が下降し調子悪くなると、コーチの表情が悪くなりますね。

そうなると、過去に怒られた親、または親代わりのコーチの表情記憶もフラッシュバックして、扁桃体が不安定になり、体の過緊張が引き起こされるのです。

ということは、親、または親代わりのコーチの表情に敏感に反応してしまうという自分自身の「成長課題」の課題があるという面と、そもそも、そういう表情に敏感に反応してしまう扁桃体の感受性の課題がある、ということなのです。

ときどきいろいろな雑誌に、スポーツ選手のイップスの記事が載っていて克服するために、「自分は大丈夫だ」と何度もアファーメーションしたり、うまくいくというようなイメージワークをしたり、苦手な場面を何度も繰り返して練習して克服しようとする、というような訓練をしているようなことを見るのですが、これらのことで克服できるのだったらそれでよいのですが、もしうまくいかないのだったら、もっと根本的な感受性の課題、つまり扁桃体の感受性を書き換え、安定させる、ということをすることが根本的な課題解決になるのですが、あなたの扁桃体が安定化すれば、あなたのうつ、メンタル不調を作っている、不安恐怖などのストレス感情は消えていき、あなたのうつ、メンタル不調も解決していくのです。

イメージを活用した心理療法を実践して、某上場企業では、初回うつ休職者の再休職率が3年半0%という結果に貢献したのです。そしてこの企業の産業医は論文発表しています。

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この記事を書いた人

mr.yamamoto
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)

顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。

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