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カナダ・トロント大学の人類学チームの調査によると、

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人間の体内時計の4~7割は遺伝によって決まる。残りは環境要因や、面白いことに年齢に影響される。気温、風、湿度など睡眠に影響する要素を考慮すると、睡眠パターンの違いに特に大きく影響するのが、年齢だったとサムソン博士は言う。「若いころは夜更かし型になりがちなので、早朝よりも遅い時間に活動ピークが訪れやすい。年を取ると、もっと朝型になる仮説によると、集団の中に高齢者が一緒に暮らすと、若者が寝ている間に手伝い、全体に目を配ってくれるので、進化上その方が有利なのだということになる。

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高齢者は、若者が寝ている間の見張り番の役割を果たすため、進化の中で早起きになっていったのかもしれませんね。
年を重ねること早起きになること事態は、病気ではないので安心してくださいね。
日本の人口、65歳以上が4分の1超えという時代。 シニアの方は、必要な睡眠時間も減っていくため、長く寝ようと頑張らなくてもOKです。 23時~6時ごろまでにコンパクトに眠ることを目指して、体内時計を整えていきましょう!

60歳以上の方で早起きに悩んでいる方は
1)夜は光をあびてできるだけ夜更かしを!(夕飯後のお散歩もGood!)
2)朝早く目が覚めてもカーテンを開けない。電気をつけない。(光を浴びると体内時計のスイッチが押されて翌日も同じ時間に目が覚める可能性も)
ということに気をつけましょう。
3)昼間眠気を感じるときは、20分ほど、椅子やソファーに座ってお昼寝をしましょう。

そうすることで、
・夕方眠くなる
・途中で目が覚める
・朝早く目が覚める
というお悩みが軽減していくでしょう。

夕飯後、テレビを見ながらうとうとしてしまうと、睡眠の満足度が高まって眠れなくなる原因になるので気をつけて。
▼早起きか夜更かしか それは先祖のせいか→こちら

この記事を書いた人

塚島 早紀子(つかしま さきこ)

快眠プランナー、上級睡眠健康指導士。楽しい睡眠をテーマにした「pleasantsleep.jp」を開設。執筆、講演、メディア出演などを通じで楽しく取り入れられる快眠レシピを発信中。