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前編では、扁桃体が発生させる感情を刺激する2種類の入力ルートのうち、1つ目をご説明しました。
ジョセフ・ルドゥの本には、感情を発生させる2つめのルートがあることが書かれているのです。これが、うつ、メンタル不調の解決策になります。

ヘビを見たときの事例で説明します。

あなたが山道を歩いていて、頭の上からいきなり細長いひもみたいなものが、突然どさっと落ちてきたらどうなりますか?

瞬間的に「うわ!!!!っ」となって、飛び上がったり、飛びのいたりすることでしょう。

これは、脳の仕組みで言うと、目で見た情報は、後頭部の視覚野(=大脳皮質)に届く前に、直接、扁桃体に情報が入力され、扁桃体が恐怖やパニックの感情を発生させたというルートがあることになるのです。

視覚野に届いていないのだから、「見えていない」のです。

はっきりとヘビだとは知覚されていないけれども、細長いものは何となくヘビかもしれない、という荒い情報だけが伝わり、扁桃体が、怖い! などのパニックの感情を発生させ、逃げるか、戦うか、という臨戦態勢を私たちにとらせているのです。

これは約1000分の1秒くらいで引き起こされると言われています。なにかはっきりしなくても、危なそうなものはとにかくキャッチして逃げないと、死んでしまう可能性があるのですね。

扁桃体は、魚にもあるのでこのことがよくわかります。魚は、音がするととにかくパッと逃げますよね。この音なんだろう、などと考えて逃げているのではありません。

そもそも魚には大脳皮質はありませんから。

うつとメンタル不調の話に戻ります。

上司が怖いというのは、原因を追及しても消えないのです。瞬間的に怖いと扁桃体が反応して感情を発生させているので。

この大脳皮質を通過しないで、恐怖を発生させる扁桃体反応を鎮めることで、初めてうつ、メンタル不調は解決するのです。

つまり、上司が怖くなくなる、と言うことです。

このことを踏まえて作られているのが、こちらで紹介している脳科学に基づく心理療法なのです。

イメージを活用した心理療法を実践して、某上場企業では、初回うつ休職者の再休職率が3年半0%という結果に貢献したのです。そしてこの企業の産業医は論文発表しています。

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この記事を書いた人

mr.yamamoto
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)

顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。

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