Pocket
LINEで送る

%e5%9b%b31

自分で緊張を解くということ

今、病気治癒のみならず、その予防や健康増進、さらには、教育、産業、スポーツ分野でも取り入れられている自律訓練法。私の音楽セラピーにも導入部分に取り入れているのですが、広く研究成果や本家本元の流儀を学ぶために、学会の講習会に出席してきました。

「自律神経を訓練する方法」と誤解されがちですが、実際にはautogenes trainingと言って、「自然に(リラクセーション状態が)生む」といった意味です。まだ医薬品が充実していなかった20世紀初頭、ドイツの精神科医が臨床現場を通じて自然に催眠状態に導き「緊張を取る」手法として考案しました。ある公式に則って、一律の言葉を唱えながら脱力して全身の筋肉を弛緩させていくのですが、一定期間続けることで、不安感やイライラが減り、自ずとストレス対応力がつくことがメリットの一つでもあります。

そして、音楽セラピーやこうした訓練を行った後、忘れてはならないのが、「消去運動」。弛緩した意識と体を通常モードに戻さなくては日常生活に危険が伴うことも。

当日は講習会ということで、丸半日かけて何度も何度も繰り返して過剰弛緩?したためか、逆に頭は重く、帰宅後も意識はボーっとしていました。因みに帰宅後30分後の状態はこちら。とはいえ、パワーは十分ですね。

%e5%9b%b32

群衆パワーで覚醒

この連休は地元の神社の秋祭りでした。帰路、駅を降りると丁度町内を練り歩く神輿に遭遇。毎年みている光景ですが、ボーっとした後だったので、あのムンムンした熱気と、かけ声と人混みで、例年になく妙に市井のパワーを感じることができました。

そこで、本日ご紹介するのはスペインの作曲家ラヴェルの「ボレロ」です。実は佐渡裕さんの指揮で聴いた時、鳥肌ものだった思い出があります。一つのクレッシェンドだけで書かれた曲。酒場の踊り子の足踏みに群衆が加わっていく、その盛り上がり感をお楽しみください。→こちら

この記事を書いた人

Emi(音楽ハーブセラピスト)

+TONE(プラストーン)主宰。音楽・植物療法を用いた「五感を開いたストレスケア」を世に広めるべく活動中。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っています。

http://plus-tone.com/

https://www.facebook.com/plustone.jp