インナーチャイルド、という言葉をお聞きになった方も多いでしょう。
自分の中に、小さな子供という存在がいて、この存在が大人である自分自身との葛藤感情を作り出すために生きにくさを作っている、と考える考え方です。
ここで紹介している心理療法は、一部この考え方と似ているところがあります。
ただ、こちらの方法で実際にセラピーを行うと、インナーチャイルドどころか、インナー兄弟姉妹、インナー叔父叔母、インナー先祖、インナー子供世代の娘息子、など、非常に大勢の別人格がたくさん現れてきます。
それも、一人というのではなく、平均的には100人以上、多い人では300~400人もの別人格を持っていることが明らかになります。
これらを総称して、インナーピープルと呼んでよいと思います。
うつ、メンタル不調、生きにくさを抱えている人は、自分自身の感情をコントロールできないという感覚に悩んでいる方です。
自分の中に、自分ではない人格が存在すると感じている人も多くいるのです。
あなたはいかがですか?
私がここで書いている内容は、まだ多くの方にしられていない方法であり、考え方であるので、ある意味非常識に思われる人には、そう思われるかもしれません。
しかし、今まで世の中にある常識的な方法で、うつ、メンタル不調は解決していないわけですから、「今までの常識」では、非常識と思われるような方法が世の中には出てくるわけです。
そもそもが、世の中の常識では、「うつ、メンタル不調は解決できない」と思われていると思います。
うつ、メンタルにかかわっている専門家でも、そう思っている方がたくさんいます。こちらの方法は、克服できるのですよ、と言っているのです。
常識的な人から見ると、そもそものこちらの出発点が、非常識なのです(笑)。
続きは後編で。
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■11/28発売のビジネス誌「プレジデント」にP34に私が取材され、掲載されました。
ご興味あったらご覧ください。
■このたび9/14に私のメンタル本が出版されました。
「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」 出版社・秀和システム
うつ状態に陥っていた私が復活できたセルフセラピー法をシンプルにして、皆さんでもできるテクニックを解説している本です。関心ある方はどうぞ。
この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。