Pocket
LINEで送る

af9940067249o-thumb-640xauto-6127

うつ症状が狭窄症を悪化させる

脊柱管狭窄症によるウツ症状は、それ自体が大きな問題ですが、さらにやっかいな問題もはらんでいます。
というのも、ウツ症状が脊柱管狭窄症をさらに悪化させるケースがよく見られるからです。
ウツ状態に陥ると自律神経(意志とは無関係に血管や内臓の働きを支配する神経)のバランスが乱れやすくなります。自律神経のうち心身の働きを緊張させる交感神経が優位になると、知覚神経が過敏になり痛みやしびれを強く感じやすくなるのです。
また、気分が落ち込んで自宅に引きこもりがちになると、足腰の筋力低下が起こり、歩く力がますます衰えてしまいます。
さらに、ウツ症状の一つに不眠がありますが、眠れない日が続けば体調も悪化してきます。

脊柱管狭窄症は治せる! 前向きなほど回復は早い

一番よくないのは、「どうせ自分は治らないんだ」などと自暴自棄になって、みずから治療をやめてしまう恐れのあることです。
以上のことから、ウツ症状を伴う脊柱管狭窄症の患者さんには、脊柱管狭窄症の治療と同時に、心のケアが重要だといえるでしょう。
私自身の診療経験でも、患者さんの心のケアの成否によって、脊柱管狭窄症の病状が大きく左右されることが数多くありました。気持ちを前向きに切り替え、自分なりに工夫して人生を楽しむ人ほど、痛みやしびれの回復も早まるのです。

dfbc400cd5e135a5dcebc8e3bcaa7a7993c3db4c

出典:わかさ夢ムック1 腰と首の脊柱管狭窄症に絶対勝つ!あっと驚く自力克服道場⇒こちら
著者:清水伸一

関連記事

この記事を書いた人

%e7%b9%9d%ef%bd%ac%e7%b9%a7%ef%bd%af%e7%b9%a7%ef%bd%bf%e7%b9%9d%ef%bd%b3%e7%b9%a7%ef%bd%af%e7%b9%a7%e5%90%b6%ce%bd
脊柱管狭窄症ひろば

脊柱管狭窄症の基礎知識からその改善方法など症状に悩むユーザーにベストなアンサーを提示する専門サービスです。医師・専門家の監修のもとエビデンス・ソリューションを明確化した記事内容を展開。脊柱管狭窄症に関わる知識や改善方法はもちろん、手術や実際の体験記など豊富なコンテンツを用意しています。最新の治療法などニュース性の高い情報もコラムとして掲載。⇒こちら