Pocket
LINEで送る

図1

冬とセロトニン

夕方外に出ると、少しずつではありますが確実に日が伸びていることに気づきます。でも、季節は大寒。一年で最も寒い季節です。
1月というと、新しい習い事を考えたり目標をたてたり、心理的には前に進まないといけない気がしますが、身体はまだまだ冬眠期。
その冬に特徴的にうつっぽさが現れる疾患に季節性気分障害があります。日照時間と日照量が少なくなる秋から冬は、情緒を安定させるセロトニン分泌が減り、抑うつや憂鬱を招きやすくなるのです。
人には1日、1年という単位で身体に組み込まれているリズムもあります。冬場活動が鈍ったり、甘いものが欲しくなったり、布団から出たくなかったするのはある意味自然の摂理です。心身のリズムの変化に気づいたら、無理をせず休息をとって穏やかな春を待ちましょう。

サンシャインサプリメントと呼ばれるハーブ

気分の落ち込みのケアに有名なハーブは「セントジョンズワート」です。夏至(聖ヨハネの日)に収穫されると最も強い治癒力を発揮すると言われ、別名は「サンシャインサプリメント」。成分の抑うつへの効果は近年科学的にも確認され広く活用されています。
干し草の香りがして、ちょっと漢方にも似た薬効茶らしい味わいです。ちょっと落ち込でいるかな?と思った時や、ノンカフェインなので眠る前の飲用にも適します。
尚、セントジョンズワートは特定のお薬との併用に関する注意がありますので、お薬を常用されている方は確認の上お使いください。

Smile

そして、本日の1曲はチャップリンの映画モダンタイムスのテーマ曲「Smile」。歌として多くのアーティストがカバーしていますが、曲はチャップリンが作曲したものです。
落ち込んだ気分を明るくしてくれるのは、まずはシンプルに笑顔でしょう。笑顔になれば自分の心の持ちようが変わり、結果的に周りにも伝染していきますよね。
本家本元Nat King Coleの声は聴けば温かい気持ちになること間違いなしだと思います。温かい1杯と音楽で、どうぞご自愛ください。

 

この記事を書いた人

Emi(音楽ハーブセラピスト)

ハーバルセラピスト、ヒーリング音楽カウンセラー、+TONE(プラストーン)主宰。音楽・植物療法を用いた「五感を開いたストレスケア」を世に広めるべく活動中。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っています。

http://plus-tone.com/

https://www.facebook.com/plustone.jp