Pocket
LINEで送る

図1

強くてやさしい島のハーブ

先日、石垣島と西表島へ行ってハーバルライフを満喫してきました。既に海開きしている八重山諸島は海洋性亜熱帯気候に属します。
そこで育ったハーブ(野菜も含む)やそのお料理は、想像通り力強くて、意外にもやさしかった・・・。
生のままで、ティーとしてはもちろんのこと、お料理にしても塩と出汁だけの味付けで、何を口にしても滋味に溢れていました。
「そのまんまっておいしい!」と感じずにはいられません。と同時に、現代人って頭ばっかり疲れているんだなぁとも。疲れた~といってはジャンクなものや甘いものを欲する身体ですが、八重山ハーブで私の舌や体が喜ぶのを感じると、「あ~、こういうのを求めていたんだね」と気づかされます。

図2

島のモードは、ただ感じるだけ

ところで、ホーリズムということばご存じでしょうか?「それぞれはつながっていて、全体は部分の総和以上のものである」という考え方です。不調の原因を臓器別に診断、対処療法するのとは異なり、人間全体、心と体の不調和を見て自然治癒力でひとりひとりの調和を図る、そんな医学や健康観の根底にある価値観です。
南の島にはこういった価値観が生きているのでしょう。ふだんは、ハーブの各論で成分や作用機序を覚えますが、南の島のハーブに囲まれていると、そういう「お勉強」モードから、「ただ感じるだけ」のモードに変わります。
昨今は五感全部で食べる「FOODING」も広がっていますが、島のハーブの苦み(たいてい緑が濃くて苦いです)、臭み、辛み、甘み・・・・・・に触れていると、「まるごとを感じる」ただそれだけでいいじゃない?!と思ってしまいます。

図3

ハーブはホリスティック

そもそも、ハーブは多成分で多機能です。◌◌成分が◍◍に効くという直線的なことではなく、一つのハーブに含まれた多少な成分の相乗効果で心と体に多様なアプローチをしてくれます。まさにホリスティック!実際、最近はハーブの芳香、呈味、色といった成分の機能性に注目が高まっています。(因みにアロマというのは、ハーブの中の揮発性の芳香成分=精油を抽出したものです)
東京でもここ数日、新鮮なルッコラ、パクチー、バジル等が店先に並び始めました。芳香野菜は好き嫌いが分かれますが、機会があれば是非色や形、香り全体をじっくり感じて味わってみて下さい。ただそれだけで、内側から元気が蘇ってくると思います。

簡単にまとめたブログはこちら。ご興味あれば覗いてみてください。⇒こちら

図4

この記事を書いた人

Emi(音楽ハーブセラピスト)

ハーバルセラピスト、ヒーリング音楽カウンセラー、+TONE(プラストーン)主宰。音楽・植物療法を用いた「五感を開いたストレスケア」を世に広めるべく活動中。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っています。

http://plus-tone.com/

https://www.facebook.com/plustone.jp