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図1

意外に万能?!なハイビスカスティ

最近はレストランやカフェのドリンクメニューにハーブティが並んでいることが増えました。その中でもハイビスカスティはポピュラーで「女性にうれしい」と形容されることが多いのではないでしょうか。
独特の酸っぱさは、クエン酸やリンゴ酸といった豊富な植物酸で、これは体内のエネルギー代謝に欠かせないフィトケミカル。男女問わずスポーツ時の疲労回復にはとてもオススメです。そして眼精疲労に良いとされる赤い色素アントシアニン、さらに鉄、Caといったミネラル、腸を整えるペクチンまで。加えて、研究では血圧を上昇させる物質の生成を抑える働きと利尿作用から、降圧作用も確認されています。こんな風に多成分で多機能だから女性向けにしておくのはもったいないハーブティなのです。
ところで、ここでいうハイビスカスは、南国によくある真っ赤な花ではなく、クリーム色の花をつけるハーブ、別名ローゼルです。ハーブティにはガクという部位を使います。

図2

オフィスライフの味方に!

私たちの身体はドキドキしたりビクビクすると交感神経が優位になり、心拍は上がり血管は収縮、血圧も上昇します。さらに4月は新環境下での不安や戸惑いは、そんな状況に拍車をかけてしまうかもしれません。
そこで、オフィスでのブレイクタイムにハイビスカスティをおすすめします。
目にもうれしいルビー色、そして日中のエネルギー代謝を高め、疲労回復と同時にむくみの防止にも役立ちます。酸っぱさが苦手な方はハチミツを入れて。手軽なティバッグもたくさんあるので、デスクに一つ常備しておくと重宝します。

ビバルディの「春」でリフレッシュ

そしてハイビスカスティのお供として心身のクリアランスにオススメするのは、有名なビバルディの「春」です。
実はこの曲にはソネットという定型詩が添えられており、待ちに待った春を音で描写しています。学校の式典などでもよく耳にする有名な第1楽章は、小鳥の歌から始まり、そよ風と小川のせせらぎ、そして稲妻と雷鳴・・・という具合です。さて鳥やせせらぎが感じられるでしょうか?目を閉じて自然の風景を思い描きながら聴いてみると、さらに気分が上向いてスッキリすると思います。どうぞ新しい季節と環境の適応にも、ハーブ&音楽を役立ててみてください。

四季より「春」第一楽章 Antonio Vivaldi

この記事を書いた人

Emi(音楽ハーブセラピスト)

ハーバルセラピスト、ヒーリング音楽カウンセラー、+TONE(プラストーン)主宰。音楽・植物療法を用いた「五感を開いたストレスケア」を世に広めるべく活動中。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っています。

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