Pocket
LINEで送る

b280a40f7c7f41e65736b6342b122d90_s

うつ、メンタルヘルスの原因を心理学的に言うと、「依存が強い」と言う問題に行き着きます。

依存とは、「相手に察してほしい」と強く願う心理のことです。

たとえば、あなた自身が急ぎに仕事をやっているときに、職場で上司に「○○さん、これをあすまでにやっといて」と頼まれたとします。その時に、

「スケジュール的にちょっとむりかも」
と思っているあなたがいたとして、

「あ、はあ・・・・」
と言う返事をしたとします。

この言い方ってわかりますか?
「はい!」と元気よく答えるのではなく、「あ、はあ・・・・」という含みを持たした返事の仕方。
この言い方の中に、私たち日本人は、「実はちょっときついんですよ」ということを察してほしい、という願いを込めているのです。

そうではなく、「すみません、ちょっと今すぐにはできないのですが、あさってまでではいかがですか?」とか、「半分くらい仕上げるというのではいかがでしょう」とか、「どの部分がとりあえず必要ですか? ではまずはここだけはやるというのはいかがでしょう。こちらもものすごく急いでいるものですから、もうしわけありません。」

などと言える人は、うつ、メンタル不調にはならないのです。

それか「え~!! マジすか。」みたいに切れるような発言をして(上司に切れる人はあまりいないかもですが)、苛立ちを表現する人もいるかも知れません。

これも依存なのです。相手を思い通りにしたいという強い欲求があり(=察してほしいという要求)、そうならないから、切れる。つまり依存なのです。

しかし、依存が強い人ほど、今の時代は不安になるのです。なぜなら、察してくれる人は今の世の中、少ないからです。はっきり言わないとわからない人が多い。

そうなると不安定になるのですね。察しが通じないので。

続きは後編で。

************************************************************

■6/25(日)13時~。日本産業カウンセラー協会神奈川支部での総会で、私、山本潤一が講演することになりました。テーマ→「脳科学心理療法のご紹介」 申し込みHPができ次第、改めてご案内します。

■11/28発売のビジネス誌「プレジデント」にP34に私が取材され、掲載されました。

ご興味あったらご覧ください。

■このたび9/14に私のメンタル本が出版されました。
「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」 出版社・秀和システム
うつ状態に陥っていた私が復活できたセルフセラピー法をシンプルにして、皆さんでもできるテクニックを解説している本です。関心ある方はどうぞ。

アマゾン→こちら
楽天ブックス→こちら
ƒvƒŠƒ“ƒg

この記事を書いた人

mr.yamamoto
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)

顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。

無料体験セッション・有料体験セッション紹介は⇒こちら
ブログURLは⇒こちら