もともとそうですが、最近は特に経営者の方が心理療法を受けに来られる方が増えています。
私自身が経営者ですから、その心はよくわかるつもりです。
理由は3つくらいあるのではないかと思っています。これは一般の方にも当てはまると思うので、ご参考までにどうぞ。
1点目。
売り上げを拡大しなければならない、という強迫観念がもたらすもの。
これは私にもさんざん経験がありますが、経営者は売り上げを作らなければならない、という非常に強い思いにとらわれがちです。
業績が順調なうちはまだよいのですが、少し調子が悪くなると焦りまくるのです。
これは、根底には「認められたい」という強烈な欲求があり、これによって振り回されている心理状態です。
ビジネスマンでも上司に「認められなければならない」という欲求でパニックになっている方がいますが、これとよく似た心理状態です。
2点目。
経営者は、なんでもやらなければならない
立場に置かれがちです。言葉を変えると、なんでもやらなければならないと思いがちです。
この過剰な責任感が作り出す強烈なストレスです。
完璧気質と不安気質が同時に働いている状態です。自分自身が最高責任者ですからわからなくもないですが、しかし、ここにはまると自分自身がおかしくなってしまいますね。
特に人間関係が苦手という経営者は結構いるのですが、責任感からそれも全部自分がやらなければならない、と思い込んでいると、ものすごいストレスになります。
なかなか自分自身の特性を冷静に見られなくなっている状態です。
私も事業を始めた当初、父親との関係がまだ解決していなかったので、年上の男性が非常に苦手だったのですが、経営者は年上の男性が多いですから、その中にあえて入って行ってものすごいストレスを抱えていました。
私は年上の女性は割と得意だったので、そういう経営者のところに行けばよかったのです。結果的に女性が決裁者の会社と多く付き合うようになったのですが、このことに気が付いたのはだいぶ後になってからでした。
あるがままの自分にもっと早く気が付けばよかったのですが、できませんでしたね。
3点目は後編で。
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この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。