嫌いなあの人のどこが嫌い？本当の欲求を知って過食衝動を消す方法

こんにちは、コラムニストの愛子です。食欲は様々な欲求の代替えとしても表れます。食事をちゃんと摂っているにも関わらず食欲が止まらない方、いつも食べ物のことを考えてしまう方は、もしかすると自分の欲求を抑えつけているのかもしれません。抑圧された本当の欲求を満たす代わりに、食べることで紛らわせてしまうことがあるのです。そこで今回は、我慢して抑え込んでしまっている、本当の欲求に気付く方法の1つをご紹介します。

STEP1：嫌いな人のどこが嫌いか考えてみる

嫌いだなあと思う人を、数人思い浮かべてみてください。身近な人でも、有名人や漫画のキャラでも構いません。思い浮かんだら、その人たちのどういうところが嫌いなのかを考えてみましょう。

誰かに話す訳ではありませんから、正直に、思いついたままをメモしていきます。汚い言葉で罵ってもいいのです。美化したり抑えつけたりせず、ありのままの自分の気持ちをとにかく書き綴ってください。

そうするうちに、嫌いな人たちの共通点に気付くはずです。私は○○○な人が嫌いなんだなと。そこに入る言葉は、「ワガママ」かもしれませんし、「ぶりっ子」、「卑怯」、「弱虫」、「偉そう」など、人によって様々だと思います。

自分がどういう人を嫌いだと思っているのかが明確になったら、次のステップへ進みます。

STEP2:羨ましいって思ってない？

このステップはちょっと辛いものになるかもしれません。STEP1で気づいた嫌いな人の共通点について、何故そういう特徴の人を嫌いだと思うのかを考えてみてください。

「人に迷惑がかかるから？」「人を傷付けるから？」「そんなことは人として良くないことだから？」そうやって理由を挙げているうちに「だから私はしないようにしているのに」という気持ちは湧いてきませんか？

抑圧や欲求が強いほど、本音に気付きそれを認めるまでに時間がかかるかもしれません。もちろん、全ての嫌悪感が羨望から生まれている訳ではありませんが、なぜか無性に自分をいらだたせる人物は、自分が我慢していることを躊躇なくやっているという可能性が高いのです。

STEP3:自分の本音に気づく

大嫌いな人と同じ要素を自分が持っているなんて、認めたくないかもしれませんね。でも大嫌いな人や嫌いな特徴が多い方ほど、抑えつけてきた欲求がたくさあるはずです。そして、きっと道徳的に考えれば、我慢強いあなたの判断は正しいとされることが多いでしょう。

大嫌いな（でも羨ましくもあるかもしれない）あの人の行動は、やっぱり誰かに迷惑をかける可能性が高かったり、大人げなかったりするのだと思います。でも一度、他の人のことや体裁なんかを取り払って想像してみてください。条件付きでもOKです。例えばもし、他の人に迷惑がかからないのだとしたら、私もワガママに振る舞ってみたい……。もし、誰かの負担にならないのなら、私ももっと甘えてみたい……。実行するかしないかはさておき、本当はそんな願望を自分も持っているのだと、まずは気づくだけでOKです。