最近「笑いヨガ」が評判になっています。生きるのが楽になるヨガで学校、職場や家庭で簡単にできるのが良いようです。
人間関係が苦手な人、口角が下がっていたり、眉間にシワが寄っていないでしょうか。私は接遇マナー研修の開始時、受講者の方に携帯カメラでご自分を笑顔で撮影していただきます。ほとんどの方が猫背で、しかめっ面。「見たくな〜い」なんて声も上がりますが、会場は一気に和やかな雰囲気になります。
「挨拶は誰からするのでしょうか?どうして挨拶するのでしょうか?」
「毎日上司に挨拶するのですが、上司は返してくれません。朝からモチベーションが下がります。」
上司は何か考え事をしていなのかもしれませんね。あるいは、声が小さくて聞こえなかったのかもしれませんので、気にしないことです。
「挨拶」は自分がするもので、相手に返しを期待するものではないのです。
「誰に対しても元気に笑顔で挨拶する」これだけで貴方自身のトータルパワーは一気に上がり、気持ちよく仕事が始められ、一日中ハッピーな気分で過ごせます。
「挨拶」と「ありがとう」は職場の雰囲気をプラスにする力がある「ココロの扉を開く魔法の言葉」なのです。
相手の返事を期待するのではなく、自分が心地よくなり、日常会話のきっかけとしてコミュニケーションが良好になります。ココロの扉を開く魔法の言葉に「笑顔」をプラスすると最強になります。
安心して話しができる信頼関係を築く第一歩として、「笑顔」「挨拶」「ありがとう」の3つを実行してみてください。
先ほどの研修会場を覗いてみましょう。皆さん鏡をみて笑顔の練習をしているようです。「意識して笑顔作ったことないから、顎が痛い。」
「自分の笑った顔、初めて客観的に見たけど、いい感じ。」
など、和気あいあいの雰囲気です。
最後に最高の笑顔で撮影して研修は終了です。中には待ち受けにする人も出てきました。
接遇マナーの知識やスキルをいくら学んでも、心からの笑顔が無ければ、相手に「おもてなしの心」は伝わりません。声や顔の雰囲気が冷たいと、かえって相手をイライラさせてしまいます。それは電話でも伝わります。
皆さんの職場、家庭、学校はこの「笑顔」「挨拶」「ありがとう」にあふれていますか?
鏡のまえで口角を上げ「ニコっ」、素敵な1日の始まりです。
この記事を書いた人
働く人の心の保健室 ココロ先生(産業カウンセラー)
社会の変動に伴って「職場」は多様化・変動化しています。イキイキ働ける職場を目指して、「COCOLOLO」を活用したカウンセラー、職場にマッチした効果的な研修を提供しています。