前編では、うつ、メンタル不調が自分自身の生き方、働き方に関して重要なメッセージを教えてくれるものであることをお話ししました。
私の場合、自分自身に湧き起ってくる、わけのわからない不安、こわさに悩まされてきましたが、セルフセラピーをやってあるとき、ふとひらめきが起きました。それは、
「自分自身が無理なく、楽しめる範囲で仕事をやっていけばよい」
ということです。それまでは、常に、もっと仕事を拡大しなければならない、もっと早く、というようなわけのわからない焦燥感が常にあったのですね。
このことに頭ではわかっていましたが、いやわかっていなかったのかもしれません。
とことん自分自身の生き方、働き方に嫌悪して、そしてその時、さきほどのようなメッセージが腑に落ちたのです。
それ以来、わけのわからない焦燥感、不安、こわさは消えました。
今の世の中は、ともすれば仕事をしていると、もっと早く、もっと売り上げを、もっと大きく、もっと年収を! という、わけのわからない渦に中に巻きこまれます。
とはいえ、ではこの流れに全く背を向ける、と言う生き方もできますが、たとえば隠遁生活をするなど、でも、それはしたくない。とすれば、私が行きついた気持ちは、
「自分が楽しめる範囲で、仕事を行い、ゆっくりと実力をつけ、そして、絶えず自己表現することで、自分自身のやっていることを人に見てもらい、私に興味を持ってもらえる人とのご縁を作り広げていく。いつか人とのご縁で仕事を膨らんでいくものだ」
ということです。
会社の仕事でも、できないものはできない。出来る範囲でやる。この開き直りを身に着ける。
こういうと、「そんなのできない」と言う方がいますが、できないと、不安、焦り、こわさの連鎖は続くのです。
できますよ。扁桃体が興奮している今の感受性の状態では、そのように感じられないと思いますが。
今は、追い風です。なぜなら電通で新入社員の自殺者が出てからと言うもの、世の企業は時短、働き方改革、プレミアムフライデイなど、急速に働き方改革に目を向けていますからね。
機器で治してもらうというのは、受け身でやっているわけなので、うつ、メンタル不調が教えてくれる大事なメッセージ受け取っているわけではないのではないでしょうか。
うつというのは、あるがままの自分自身の生き方を見失ってきたからこそ、なってしまうものと言うのが私たちの考え方です。
ここをしっかり学ぶからこそ、二度とそういう生き方はしないぞ、と決められるのですね。
そのうえで扁桃体の興奮を鎮める。だから再発しないのです。
でも、いろいろ選択肢が増えるのは選ぶ方にとっては良いですね。ですので、それぞれがどのような考え方でやっているものなのか、をよく知るとよいと思います。
イメージを活用した心理療法を実践して、某上場企業では、初回うつ休職者の再休職率が3年半0%という結果に貢献したのです。そしてこの企業の産業医は論文発表しています。
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この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。