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異動した人や新入社員の皆さん、そろそろ職場にも慣れ、落ち着いてきた頃ではないでしょうか。今日は職場の話です。

職場にもストレスタイプがあるってご存知ですか?

?職場のストレス要因が大きく、心身のストレス反応も大きい職場

?職場のストレス要因が小さいが、心身のストレス反応が大きい職場

?職場のストレス要因は大きいが、心身のストレス反応が小さい職場

?職場のストレス要因が小さく、心身のストレス反応が小さい職場

この中でゆとりのない職場はおわかりでしょうか?

?と?です。

オフィスをのぞいてみましょう。

?のA社はいつもシーンと静まり返っています。デスクの上には缶コーヒーやエナジードリンクが並んでいて、長時間労働も多く全員が青白い顔でPCに向かっています。

周囲とのコミュニケーションはSNSのみ、ワーカホリック、バーンアウトやメンタルヘルス不調のあらわれる疲弊している職場です。

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?のB社は職場でのストレス要因は小さいですが、皆さんやる気やモチベーションが低いようです。介護や育児、夫婦間のトラブルといった問題を抱えているのかもしれません。ワーク・ライフ・バランスが崩れているので、働き方の見直しが必要です。睡眠不足の人が多いです。

?のC社は職場のストレス要因は大きいですが強いストレスの中でも心身ともに健康で、高いモチベーションで仕事に取り組み、生産性も高い理想的な職場です。達成感が失われると一気に?になる可能性があるのでマネジメントには気をつけていただきたいです。

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?のD社は職場のストレス要因も心身のストレス反応もどちらも小さいです。いつも笑顔と美味しいお茶、楽しい世間話で迎えてくれます。皆さん楽しく仕事しているので問題ないようですが、こういった仲良し職場は生産性が低く厳しい上司に変わったりすると一気に?に変わってしまう可能性があります。小さな目標設定をするなど少しずつ達成感を味わせるマネジメントが必要ですね。

自分の職場はどのタイプに近いですか?

経営者の方は職場の状況に気づいていない事が多いです。不思議ですね。ストレスチェック制度の職場分析を上手く活用して、積極的に「働きやすい職場環境改善」に取り組んで頂きたいです。

この記事を書いた人

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働く人の心の保健室 ココロ先生(産業カウンセラー)

社会の変動に伴って「職場」は多様化・変動化しています。イキイキ働ける職場を目指して、「COCOLOLO」を活用したカウンセラー、職場にマッチした効果的な研修を提供しています。