精神疾患の一つである食毛症。子供に多く見られる症状ですが、成人になっても改善されない場合も多いのです。食毛症になってしまう原因と改善するための対策を紹介します。
食毛症を辞めるべき理由
食毛症には様々な合併症のリスクがあります。そのため治療を受け改善することを勧めます。合併症として考えられるのは「腸閉塞」「胃腸炎」「異食症」があります。
●腸閉塞
髪の毛が腸内に沢山入ることによって「腸閉塞」が発症する場合があります。
●胃腸炎
髪の毛が胃石になる場合もあります。胃石が胃を強く圧迫すると「胃腸炎」へとつながる場合もあり危険です。
●異食症
食毛症も「異食症」の一種ですが同じような症状として爪を食べる症状や紙や土を食べる症状があります。紙や土は髪の毛よりさらに「腸閉塞」「胃腸炎」といった合併症を発症するリスクが高まります。
このように食毛症は放置しておくことが大変危険な精神疾患です。
食毛症の原因
食毛症の原因として考えられるのが「精神的なストレス」です。学校でのイジメや家庭内でのトラブルなどが主な原因として考えられています。特に親子関係でのストレスが大きな要因で、親の過干渉などに原因がある場合が多いです。
また成人後にも妊娠などの強度なストレスによって発症するケースもあります。
食毛症の対策
食毛症は心の病気です。一人で改善するのが難しく他者のサポートが大切になります。また一人で自力で改善した場合、うつ病など他の症状として現れる場合もあるので注意が必要です。
食毛症を治療するためには、根本の原因であるストレスを取り除くことが重要です。
精神科医や専門のカウンセラーに相談するのがおすすめです。精神科での食毛症治療では認知行動療法などの心理治療や抗うつ剤による薬物療法によって、原因であるストレスに気付き改善する方法が一般的です。
食毛症は多くの合併症に発展する危険のある心の病気のため治療が必要です。精神科での治療が適しています。一人で悩みを抱えずに勇気を持って相談してみましょう。
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