身体心理学、というジャンルがあることをご存知でしょうか?
普通の心理学との違いは、身体こそが潜在意識を表している、という考え方をする心理学のことです。
これはよくわかる話です。
たとえば、以前整体師の方に聞いた話では、あるOLが首が突然右方向に曲がらなくなり、整体にやってきたそうです。
マッサージしてもなかなか治らず、その整体師さんも困っていたそうです。
ある時、リラックスしたせいか、突然、いかに自分は隣の席の上司が嫌いなのか、という仕事の悩みをとうとうと話し始め、大泣きしたそうです。
すると、その後、突然首がもとどうりに動くようになったのです。
こんなふうに身体というのは、潜在意識を表しているのですね。
ここで紹介しているように、私はうつ、メンタル不調を解決するのに、扁桃体という不安、恐怖感情の発生装置を安定化させるということをしていますが、扁桃体は身体感覚の影響を受けて反応します。
ということは、身体感覚が不安や恐怖などの感情を派生させている大本だということになり、これはある意味、身体心理学と同じような考え方に立つともいえるのです。
あなたは今、うつ、メンタル不調、生きにくさの悩みを持っているとすると、あなたは必ず、身体のどこかに緊張や違和感が慢性的にあるはずです。
頭痛、肩こり、腰痛、胃の痛み、胸の圧迫、息苦しさ、のどがきゅっとなる、など。
これらのものが、あなたの扁桃体を慢性的に刺激し、あなたに不安、恐怖感情など、マイナス感情を引き起こさせ、あなたのうつ、メンタル不調を作っているのです。
イメージを活用した心理療法を実践して、某上場企業では、初回うつ休職者の再休職率が3年半0%という結果に貢献したのです。そしてこの企業の産業医は論文発表しています。
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この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。