うつ、メンタル不調の人に圧倒的に多いのは、自分のひらめきを信じられなくなる、ということです。
これは私自身がかつて経験したのでよくわかります。
もともと人に対する怖さが強かったのですが、こういう状態になると、周りがどう考えているかとか、周りが自分をどう見ているかとか、もっといくと、周りの顔色がどうか、とか、そういうことに全神経を使うようになるのですね。
そうすると、いつのまにか、自分はこうしたいとか、自分だったらこうするとか、そういう発想は全くなくなってしまうのです。
こうしたら楽しいかなとか、逆にこんなことしたら楽しくないかな、とかは、本来、ピンとくるもの。
ひらめきなんですね。
周りに合わせるとは、世の中の慣例や常識に、合わせるということ。つまり、楽しくないんですね。
いや、それが楽しいこともあるでしょうけど。
楽しくないどころか、度が過ぎるとだんだん息苦しくなり、生きるのがつらくなり、生きているのがむなしくなってくる。
これは、うつ、メンタル不調の始まりだということはよくわかると思います。こういう状態になって、多くの人はお医者さんへ行って薬を飲むかもしれない。
でも、これってよくよく考えたら、病気、ではないですよね。
あなた自身の生き方が、あなたのあるがままの自分から、長い間ズレていたことからくる、生き方の問題なのです。
ちょっと昔、電車の中で見た広告で、「嫌われる人になる」というような、タイトルの本があったと記憶しています。
あるがままの自分で生きるとは、まさにこのことですね。世間の常識とは違う生き方をすることだから。
だから、ピンと来たひらめきを大事にして、生きましょうということ。
ピンとこない場合は、どうしたらいいんだろう、と思いますか?
実は、だれもがピンと来ているんですよ。その証拠に、あなたは初対面の人でも、瞬間的に、この人好きだな、とか、この人苦手だな、とか感じるでしょう。
あなたの感受性を決めている脳内の情動の発生装置である偏桃体は、あなたの理性的な判断のスピードを断然に上回っているのです。
だから基本的に、瞬間的に、これ好きだな、とか、嫌いだなとかは、瞬間的にあなたの脳内で起きているのです。ただ、感じないようにしてしまっているだけ。
ひらめきがよくわからないという人は多いのですが、もう少しいうと、そんな時はあなたの体がほっこりすること、またはあなたの体が緩むことをするといいです。
偏桃体は、身体感覚の影響を受けて、情動を発生させますから。
これでもわからないときは、あなたの恋愛の時の感覚を思い出してみてください。今までなんとも感じなかった異性にある日突然、「この人を好きになってしまったかも」と思うのはなぜでしょう。
それは、あなたの胸が突然高鳴ったり、胸キュンしたり、顔がほてったりするから。つまり、心地よい身体感覚があるから、はじめて感情を自覚するのです。
感情は偏桃体が発生させますから、身体感覚の影響を受けて感情は発生したことになる。
常識的な心理学では、好きだから胸がドキドキする、と考えてます。
もちろんこれもありますが、身体感覚によって感情が発生するスピードのほうが断然速い。脳磁図という研究では、人は相手を「見る」前に感情が発生しているのです。
なぜ、見える前に感情が発生しているかというと、身体が先にキャッチして偏桃体を刺激しているからです。
ということで、異性を好きになったときの身体感覚はあなたも覚えているのではありませんか?
体がほっこりすること、体があったかくなること、そんなことをやりましょう。それが、あなた自身のあるがままが喜んでいるということ。
そういうことを続けていると、うつ、メンタル不調は消えていくのです。
それでも、よくわからない方は、まずはあてずっぽうにいろいろやってみるとよいと思います。そして、それがうれしいのか、うれしくないのか、後で考える。
もちろん、慣れていないうちからあまりすごい冒険をしてしまうと、危険なこともあるの
で最初は適度なレベルで。
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この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。