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ふとした瞬間の香りに癒されて

図1

ここのところ湿度に参っている人が多いようですが、いかがお過ごしですか?音楽ハーブセラピストEmiです。

日本の夏はすっかり亜熱帯気候化しているようですが、ならば重ダル対策を!ということで、最近やってみて良かったローズマリー活用法を2つご紹介します。

まずは、生ハーブで。グリル料理の名脇役であるローズマリー。お肉の臭い消しとしてだけでなく、ハーブの成分的には、抗菌作用や、血行を良くして集中力を高める作用などがあり、スーッと鼻に抜ける香りはまさに夏向き。
そこで、ベランダ育ちのローズマリーを摘んで玄関先にぶら下げてみました。因みにこちらの虫かごみたいなケースは、アタという東南アジアの植物でできたもの。
アタのスモーキーな香りとハーブが相まって、扉を開閉する一瞬、ふわっといい香りがします。人間の鼻は10分もすれば香りに慣れてしまう一方、こうしたふとした瞬間の香りに心が柔らぐものです。

図2

次に、お手軽ハーブティ
こちらはローズマリー(市販のドライ)のハーブティを抽出して、別途作っておいたほうじ茶とブレンドするだけ。コクとスッキリとした香りが程よく相まって冷やしてもおいしいです。その昔、このハーブを処方したウォーターを飲んだハンガリー王女が77歳にして隣国の若い王に求婚されたという話があるように、優れた抗酸化作用(=アンチエイジング作用)があり、消化機能亢進も期待できます。ほうじ茶はカフェインが少ないので、夏の水分補給にいいですね。

瞑想曲で深呼吸しましょう

むわーっとした毎日。気づくと呼吸が浅くなっている気がします。新鮮な酸素を細胞の隅々に届けるためにも、副交感神経を優位にする深い呼吸をしたいものです。
そこで、心がスーッとする音楽を。曲はマスネ作曲「タイスの瞑想曲」です。僧侶と娼婦タイスの恋を描いたオペラの中の間奏曲で、タイスが俗世を捨てて信仰の世界へ改心する心模様が描かれた5分間です。束の間、バイオリンの音色に心を委ねて深い呼吸に導かれてみましょう。
「タイスの瞑想曲」⇒こちら
写真のアタのケースは自由が丘pishkaで販売中。

この記事を書いた人

Emi(音楽ハーブセラピスト)

+TONE(プラストーン)主宰。音楽療法と植物療法を組合せた「音楽ハーブ」によるストレスケアを世に広めるべく活動。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っている。

http://plus-tone.com/

https://www.facebook.com/plustone.jp