パンを買うようにハギレを買う?!
通りががった近所のアトリエで、生地マーケットをやっていました。2年に1度、日ごろ洋服を仕立てて余った布をセンス良くまとめてお店に陳列していました。
自分が持っている洋服のハギレも発見!余り布たちもこんな風にして誰かの手に渡るのは幸せですね。
白い簡素な袋に包まれた布を持って帰るときの気持ちは、パン屋さんでパンを買った時の気持ちと似ていました。
露出した脳=皮膚を通してリラックス
家へ帰ってそっと紐を解いて、一つ一つじっくりと、大きさ、素材、織り方、目の大きさなどを見ていると飽きません。どれも天然素材で、種類によって布温度、やわらかさ、すべすべ~ざらざらまでマチマチです。
五感の一つ「触覚」の感覚受容器は「皮膚」。細胞分裂の過程で外胚葉から生まれますが、同じ場所からは神経系も形成されます。だから、皮膚で感じた感覚はそのままダイレクトに脳への刺激となるわけです。
皮膚の感覚で脳が「気持ちいい~」と感じることで副交感神経を高めることにつながります。
男子高校生たちがうちに遊びに来ると、ソファーにいるぬいぐるみたちを結構長い時間いじっていきます。老いも若きも男性も女性も癒されたい気持ちは同じですね。
身近にあるモノの感触をちょっと意識してみて下さい。ご自身の脳がふっと休まる、そんなお気に入りを見つけてみましょう。
脳の夏疲れを癒しましょう
夏の終わりは自律神経の乱れで不調が出てくる季節です。今日の1曲は、男性にもファンの多いベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」の2楽章(アダージョ)。ベートーヴェンの聴力がどんどんなくなる中、自身で題名をつけた数少ない曲です。静寂を感じる、えも言われぬ琴線に触れるメロディで、しばし脳を休めてあげましょう。
ピアノソナタ「悲愴」の2楽章(アダージョ)⇒こちら
この記事を書いた人
Emi(音楽ハーブセラピスト)
+TONE(プラストーン)主宰。音楽・植物療法を用いた「五感を開いたストレスケア」を世に広めるべく活動中。企業マーケティング、ワークショップ、執筆を始め、尾山台サロンでは音楽セラピーや音楽カウンセラー講座を行っています。
https://www.facebook.com/plustone.jp