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私はここで紹介しているセラピーに出会ってから、感情と言うものに対する考え方が変わりました。

以前は、よくある心理学やカウンセリングを勉強していたので、感情とは、なにか人間だけが持つ「こころ」が作り出している、というように考えていたのです。

以前、ある心理学者が「動物には感情はあるのか?」と質問されて、「感情は動物にはない」と答えているのを読んで、「本当にそうか?」と私は思ったのです。

あなたはどう思いますか?

私の直感では、「ヒトは言葉を生み出してから、感情というものに名前をつけるようになったので、感情、というものを定義するようになった」のではないかと私は思っています。

たとえば、手がわなわなとふるえる、という状態を聴くと、たぶんこの人は怒っているんだろうな、と私たちは思いますよね?

一方、髪の毛が逆立つ、という言葉を読むと、これは恐怖の感情が湧いている状態だとか。

でも、たとえば私たち人類が今から10万年くらいさかのぼったとして、そのころのヒトが今の私たちのような言葉をしゃべっていたのかわかりませんが、今ほど言葉がないとして、その時に「感情」ってあったと思いますか?

私は、その時に感情を表す言葉がなければ、感情と言う認識はないのではないかと思います。

あるのは、ただ、危険を感じたら鳥肌が立ったり、髪の毛が逆立ったりする身体反応があっただけでは?

犬や猫は、感情を表す言葉がありませんよね。しかし、彼らにも感情を発生させる扁桃体はありますから、ということは、彼らだって、身体表現で敵を威嚇したり、身体緊張で警戒を表したり、ということはしますよね。

つまり身体反応はあるのです。

続きは後編で。

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この記事を書いた人

mr.yamamoto
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)

顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。

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