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小椋久美子さん

仕事や趣味で最高のパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいい?

悩みや不満など、ネガティブな気持ちはどのようにして解決すればいい?

心と身体に休息を与えて、心身のバランスを上手に保つ方法は?

現代社会はストレスとの闘いです。「こころを整える」ためにどうすればいいのか、各界の著名人をゲストに招いてCOCOLOLOライフmagazine編集部がメンタル面の変化に着目しながら切り込んでいく「こころトーク」。

今回のゲストはバドミントンの女子ダブルスペア日本代表として「オグシオ」コンビで世界中を沸かせた元女子バドミントン選手の小椋久美子さん。
全日本大会5連覇をはじめ、北京オリンピックでは5位という大健闘を見せてくれた日本を代表するアスリートとして知られていますが、その裏側には多くの悩みや葛藤があったのだとか。

今回のインタビューでは、バドミントンとの出会いからプロとして活躍していく課程で乗り越えてきたこと、そしてこれからの挑戦について、COCOLOLOライフmagazine編集部の板生研一(WINフロンティア㈱代表・医学博士)との対談形式で、全10回にわたってお届けします。

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編集部(板生):世界で活躍されていた小椋さんの裏話について、いろいろお聞きしたいと思います(笑)どうぞよろしくお願いします!

小椋:こちらこそよろしくお願いします。今だからこそお話できることをお話できればと思います。

 

バドミントンを始めたきっかけは地元のスポーツ少年団

編集部(板生):ではさっそく…。小椋さんと言えば「バドミントン」ですが、なにがきっかけで始めたのでしょうか?

小椋:バドミントンを始めたのは小学校2年生でした。私、出身が三重県なんですけど、四日市市と桑野の間にある川越町が地元で。
私が生まれた当時は人口が1万人くらいしかいない本当に小さな町で育ったんです。その地元のスポーツ少年団に所属したときにバドミントンを選んだのが始めたきっかけでした。

編集部(板生):スポーツ少年団にバドミントンがあるのも珍しいですよね。

小椋:そのスポーツ少年団にある女子の競技がバドミントンとバスケットボールの2種目しかなかったんです。男子は野球やサッカーがありましたけど…。
私が4人兄弟の3番目で、すでに姉と兄がバドミントンを始めていたから自然とそれについて行くように、自分の選択肢も「バドミントン」になったというのはありますね。

編集部(板生):お兄さん、お姉さんの影響があってのバドミントンだったんですね!

小椋:もともと身体を動かすことが大好きで、バドミントン以外にも水泳や合気道をやっていました。兄弟で近所の空き地で野球をしたり、地元で開催されるキックベースボールの地区大会にも参加しましたね(笑)でも、実はその頃の私の夢はサッカー選手になりたいと思っていたんです。
男の子しかできないし、選択肢がなくて諦めちゃいましたけど。
で、結局バドミントンを続けていました。
でも、中学にバドミントン部というものが存在しなかったので、一時期はバスケにハマっていましたね〜。

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編集部(板生):球技というカテゴリは同じですが、バスケもされていたのですね。

小椋:父がバスケットボールを買ってくれて、兄弟でよくプレイしていましたよ。
バドミントンも完全にやめてしまったわけではなく、それこそ外で2対2のダブルスっぽくしてお遊び試合みたいなことをしていましたね。
まあ、うちの家族は兄弟全員スポーツ好きですね!

 

小さい頃からスポーツに携わることで養われる「スポーツ脳」

編集部(板生):じゃぁ、スポーツはわりと何でも万遍なくできる感じですか?

小椋:できますね、これが。
あはは(笑)たぶん、基本的に好きなものが全て一緒なんですよ、他のスポーツも含めて。
例えば、体幹を使うこと、体の重心移動の仕方、力を入れる場所…、多少の違いはあるけれど、土台になる部分は同じなんです。
例えば、今フットサル(サッカー)をやっているんですけど…、もちろん私はバドミントンのプレイヤーだから足を使う競技に慣れていなくて足技がすごく下手。
リフティングも数回しかできないし、お遊び気分でやっているから覚えていないことがまだまだ沢山あって。
だけど、よく考えてみるとバドミントンと共通する部分がちゃんとあるんです。

編集部(板生):それは気になりますね!例えばどんな共通点があるのでしょうか?

小椋:例えばバドミントンの場合、「捉える位置」がすごく大切で、そのポジションが、自分のちょうど頭の前あたり。
ポジションの前で確実に取らなきゃいけないところがサッカーも同じなんですよね。
向かってくるボールに対して軌道を読める力が必要というか。
スピード感だったり、高さだったり、大体この辺に落ちてくるかな?と予測する距離感を感じ取るというか。
なにか流れてくるものが一緒だなって。

編集部(板生):高い球への対応とか得意ですか?野球のキャッチとか。

小椋:あ、大丈夫と思います。
キャッチするその技術がないけど、そこまでいく距離感と感覚的なものはあるというか。
上手く表現できないけど、そういった根本的な能力はあると思います。
サッカーをやっていても、「やっぱ普通の人とは違うね」って言われたことがありますけど、きっとそういう感覚的な部分を言われているのかなと思います。

編集部(板生):それって「脳」の働きも影響していると思います。
「スポーツ脳」という表現ですかね。
視野の広さとか瞬間的に予測する力とか、運動神経全般の良さに加え、共通の「スポーツ脳」みたいなものがあって、おそらくその能力も高くいらっしゃるんだと思います。

小椋:小さい頃からスポーツばかりだったから、勝手に感覚として馴染んでいるというか。前もって勉強しておくと「これを解いてください」と問題を渡されてもパパっと解けるじゃないですか。
その感覚と似ているかなって。

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子ども時代に経験したことは多くの学びを与え、未来に向かっての指針となります。
小椋さんの場合は、バドミントンとの出会いによってスポーツ脳を飛躍的に高めることに繋がった様子。
次回のインタビューでは「オリンピック」という大舞台で、重圧プレッシャーとどうやって闘ったのかたっぷりと語って頂いています。どうぞお楽しみに!

掲載元

COCOLOLO ライフ magazine 編集部