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機内での過ごし方や旅先での入浴方法など、到着時間別の時差ボケ対策をご紹介します。

入浴効果

時差ボケの解消には、睡眠や食事などの生活リズムを調整すると効果的。入浴方法もひと工夫しましょう。今回は時差ボケ対策を到着時間別にご紹介します。時差ボケに悩まされず、海外旅行をめいっぱい楽しんでください。

そもそも時差ボケとはどんな状態?

時差のある場所に移動したときに起こる、疲労やだるさ、眠気、不眠、肩こりといったさまざまな不調のことを時差ボケと呼んでいます。主な原因は、自分の体内時計と現地の生活リズムとのズレ。若くて体力がある人や良好な睡眠をとっている人ほど、時差ボケに悩まされにくい傾向があります。

夕方から夜にかけて到着する場合の時差ボケ対策

◎機内での過ごし方

旅先で調子よく過ごすには、体内時計と現地の生活リズムのズレを少なくしておくと効果的です。飛行機に乗ったら、時計の針を現地時間に合わせ、機内食や睡眠の時間もできるだけ現地時間を意識してとりましょう。

◎ぬるめのお湯で20分のリラックス入浴

ホテルに到着したら、よい眠りを得るためにきちんとバスタブにつかります。コツは、39~40℃程度のぬるめのお湯に、15~20分かけて全身浴すること。副交感神経が優位になり、リラックスできるので、良眠につながります。

午前中に到着する場合の時差ボケ対策

◎機内での過ごし方

上でご紹介した「夕方から夜にかけて到着する場合」の対策と同様に、現地の時間に合わせて食事をしたり睡眠をとったりしましょう。

◎熱めのお湯で5分のリフレッシュ入浴

早めの時間に到着したら、ちょっと眠気を感じていても、観光や食事を楽しみたいですよね。そんなときは、外出する前に42℃くらいの熱めのお湯に5分ほどつかる熱めのシャワーでリフレッシュ。交感神経が刺激され、活動的に過ごせます。

疲れていても旅行中こそ入浴を!

株式会社バスクリンが旅行会社の協力を得て調査したところ、「普段入浴を多くしている」という人の割合が60%以上であるにもかかわらず、「旅行中に浴槽で入浴した」という人は15%しかいませんでした。

旅行中はお風呂に入るのを面倒に感じてしまうかもしれませんが、シャワーですませるよりも入浴したほうが睡眠をしっかりとることができ、時差ボケになりにくかったというデータがあります。

また、入浴剤を持参した人のほうが時差ボケが軽かったという結果もあります。「せっかく入浴剤を持ってきたからお風呂に入ろう」という意識が働き、入浴回数が増え、結果的に時差ボケになりにくかったのではないかと推測できます。

入浴剤の色や香りはリラックス効果もあるので、よい眠りにつながります。今度の旅にはお気に入りの入浴剤を持っていき、元気に過ごしましょう!

株式会社バスクリンはぴばす入浴と健康の情報ページは⇒こちら

この記事を書いた人

MrIsikawa
石川泰弘先生(お風呂博士)

株式会社バスクリンの販売管理部所属(広報責任者)。温泉入浴指導員、睡眠改善インストラクター。温泉や入浴、睡眠に関する講演は出演依頼が後を絶たない。「『ぷっ』すま」「教科書にのせたい!」等のTVや雑誌、ラジオにも多数出演。

著書: 「たった一晩で疲れをリセットする睡眠術」(日本文芸社)等
株式会社バスクリンはぴばす入浴と健康の情報ページ⇒こちら