COCOLOLOって、アプリを出しているだけじゃないの!?
題名を見て、そう思われた皆さん!
実はCOCOLOLOは、測定された大量のデータを用いて、『研究』もしているんです!!
そしてその成果が以下のタイトルで、このたび査読付き国際医学論文誌に掲載されました。
『Measurement and Evaluation of the Autonomic Nervous Function in Daily Life(日常生活における自律神経機能評価)』⇒詳細はこちら
なんだかオメデタイ!でも内容がいまいち分からない!
そう思われた方のために(編集部にいる私がそうでした・・・)、今回は少しでも分かりやすくお伝えできるよう、掲載内容を簡単にまとめてみたいと思います!
皆さんのデータからどのような事が分かってきているか、是非知って頂ければ嬉しいです。
それでは、内容を見ていきましょう!
COCOLOLOの測定精度について
ご存知の通り、皆さんがお使いのCOCOLOLOアプリは、スマートフォンのカメラに指先を30秒程度当てることで,指先の皮膚の色変化から心拍のゆらぎを検出し、自律神経の傾向を簡便に測定できるシステムとして開発されました。これを独自の手法で測定精度を上げ、専用の脈波センサと比較したところ、自律神経の指標は約8割の相関、心拍数に関してはほぼ同等があることが示せたのです!
COCOLOLOで測定されたビックデータから分かったこと
大量の自律神経データを分析したところ、以下のことが分かってきました!
●自律神経機能と『年齢』との関係が見えてきた!
年齢が上がるほどカラダの元気度(トータルパワー)が下がり、30代~50代にかけてストレス度(交感神経機能)が上昇する傾向がみられました。
30 代から50代で交感神経機能が上昇するという原因の1つに、生理的な加齢変化だけでなく、環境的な要因が大きく関与している可能性があると考えられます。
20代までの若年層よりも、30代から50代は結婚や出産、仕事などで社会的な責任が増し、環境の変化が大きい時期。このような環境的な影響が自律神経機能に影響を与えている可能性があるのではないでしょうか。
●自律神経機能と『BMI』との関係が見えてきた!
BMIは簡単に言うと「ヒトの肥満度」。これが高くなるほど、トータルパワーが下がり、また交感神経機能が上昇する傾向がみられました。つまり、肥満気味の人ほどストレス度が高く、カラダの元気度が低くなっているのです!
●自律神経機能と『日内変動』との関係が見えてきた!
明け方にトータルパワーと、交感神経機能が上昇する傾向が、また夜にかけて、交感神経機能が抑制されリラックスする傾向が見られたのです。これは、自律神経機能の『日内リズム』と一致する傾向でした!
最後に
COCOLOLOで測定された大量のデータを使った今回の研究結果では、専用の脈波センサを用いた今までの研究や、人間の生理現象とも一致する傾向がみられ、日常生活における自律神経機能を統計的に裏付けることができました!
今後は、このシステムで得られた知見を社会全体として活用し、日本人の健康管理に役立てていただきたいと考えております。
皆様のお力があってこそのCOCOLOLOアプリ。これからも、より使いやすく、世の中に役立つものにしていきたいと思っております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!!
【論文の詳細はこちら】
『Measurement and Evaluation of the Autonomic Nervous Function in Daily Life』⇒こちら
(国際医学論文誌Health, Vol.8 No.10. 2016年7月公開)
この記事を書いた人
COCOLOLO
スマホのカメラのレンズ部分に約30秒指先を当てることにより、皮ふの色変化から心拍のゆらぎを測定して、ストレスや心の状態を『見える化』してくれるアプリです。さらに測定結果は自動でカレンダーにチェックされるので後で自分の心の状態を振り返ることができます。