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入浴で血行促進&ぐっすり睡眠がキレイのカギ

日焼けによるシミをつくらないよう、日頃から美白ケアをがんばっている方も多いはず。じつは香りのいいお風呂に入ることも、透明感のある美しいお肌を取り戻す立派な対策になりえます。

なぜ日焼けでシミができる?

日焼けで黒くなるのは、肌で「メラニン」が生成されるから、というのは多くの方がご存知のはず。このメラニン、シミの天敵のように扱われがちですが、黒くなることで肌の奥への紫外線の侵入を防いでくれる、いわば自然の防御反応です。紫外線を浴びなくなれば、肌の新陳代謝(ターンオーバー)とともにメラニンが排出され、再びもとの肌色に戻るのが通常の仕組み。が、何らかの理由でターンオーバーが滞ったり、メラニンの生成が過剰になったりすると、シミの原因となるのです。

なぜ美白にお風呂が関係する?

では、シミを防ぐためにはどんなアプローチがあるのでしょうか。化粧品など、美白を目的としたアイテムには、大きくわけて以下の3つのタイプがあります。

1.メラニンの生成を抑える

2.メラニンの色を薄める

3.メラニンの排出を促す

たとえば、1.の場合は、ヒースというハーブから摂れるアルブチン、カモミールから摂れる成分が有効とされています。2.のアプローチでよく知られている成分は、ビタミンC。そして、ずばり、お風呂に入ることで期待できるのは、3.のメラニン排出です。体をあたためて血行がよくなると、血液からの栄養が肌まで行き届くため、正常なターンオーバーが行われやすくなり、メラニンの排出を促せるのです。

また、ターンオーバーが滞りなく行われるためには、傷んだ細胞を修復してくれる成長ホルモンをしっかりと出す必要があります。それには、入眠直後の3時間に深い眠りに入ることが重要なんです。

お風呂が良質な睡眠をもたらしてくれるのは別記事でご紹介の通り。

毎日できる気軽な美白サポートとしてぜひお風呂を活用してください。

 香りだって美白に関係している!

たとえ紫外線を浴びなくても、ストレスを感じると、脳下垂体からメラノサイト刺激ホルモンが分泌され、メラニンの生成がはじまります。つまり、シミに気をつけるなら、ストレスの上手な解消も大切ということ。その意味では、好きな香りのお風呂でのんびりリラックスすること、それ自体も美白にいいといえるのです。

心地いいと感じる香りは、季節や、その時の体調によってもちがいます。好みが変わったことで自分の体調や気持ちの変化に気づかされたりするのが香りの面白いところ。ぜひいろいろお試しください。

株式会社バスクリンはぴばす入浴と健康の情報ページは⇒こちら

この記事を書いた人

MrIsikawa
石川泰弘先生(お風呂博士)

株式会社バスクリンの販売管理部所属(広報責任者)。温泉入浴指導員、睡眠改善インストラクター。温泉や入浴、睡眠に関する講演は出演依頼が後を絶たない。「『ぷっ』すま」「教科書にのせたい!」等のTVや雑誌、ラジオにも多数出演。

著書: 「たった一晩で疲れをリセットする睡眠術」(日本文芸社)等
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