昨年のクリスマスの朝に亡くなった、イギリスのミュージシャン、ジョージ・マイケル。
ネットを見ていると、彼は付き合っていた恋人と別れてから、うつになったなどと書かれています。この恋人の表情が、彼の扁桃体を安定化させることにすごく貢献していたはずです。
扁桃体は、顔表情によってよくもわるくも反応しますから。
だから、別れてしまうと一気に扁桃体は不安定化し、うつになったのではないかと思います。
もともと扁桃体が不安定な人だから、その落ち込みはすごいものだったことでしょう。
実は、うつ、メンタル不調になりやすい扁桃体が敏感な人は、自分にとって最愛の人=親とか、配偶者とか、恋人とか、恩師とか、が亡くなるとか、わかれたとかになると、すごくメンタルが不安定化するのです。
その人の「顔表情」があることによって、「自分は愛されている」と感じていたはずなので。自分はまったく愛される価値がない、と言う感覚になってしまったはずです。
その後、彼は引きこもりみたいになったようですね。
また、彼は一時期、肺炎になって死にそうになってからそれがトラウマになって、不安障害になってメンタルが不安定化した、とも書かれています。
扁桃体感受性が敏感だと、出来事に対してものすごく傷つくので、将来がものすごく不安になるのです。また、同じ目にあうのではないか、と。
こうして書くと、なぜ私がピンと来たかということがお分かりいただけるでしょうか。
もちろんいろいろな見方はあることでしょう。
でも、扁桃体説という観点から見ると、たぶんずれていないと感じるのですね。
うつ、メンタル不調は、敏感すぎる扁桃体感受性を解決すること、言い換えると、心の課題を解決する事で解決できるものなのです。
あのすばらしい声をもう聴けないなんて、さみしいです。
ジョージ・マイケル、安らかに・・・・・。
こういう考え方に基づく心理療法を実践して、某上場企業では、初回うつ休職者の再休職率が3年半0%という結果に貢献し、この産業医は論文発表しているのです。
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この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。