バスクリンのお風呂博士が紐解くお風呂とカラダのより良い関係
「20分以上走らないと脂肪燃焼しないはウソ」など、脂肪燃焼や入浴に関する都市伝説について、バスクリン広報で、『お風呂の達人 バスクリン社員が教える究極の入浴術』の著者でもある石川泰弘先生が、デサント社様よりインタビューを受けた際の様子をご覧ください。
血流を良くすること、これが疲労回復のポイント!
デサント社:
ちょっとイジワルな質問になるのですが。入浴剤って体に取り入れるものではないですよね?入浴剤を入れて、外的に包まれるわけで、効いている感じがしないという人もいると思います。なぜ、入浴剤で疲労回復を謳うことができるのか、その点をお聞きしたいなと思いまして。
血流を良くすること、これが疲労回復のポイント!
石川:
入浴剤は入浴の効果を高めるものですから上手に利用すれば良いのですが、タイプによって違いがあることを知っている人は意外と少ないんです。例えば、使ってもらうとわかりますけど、炭酸ガス系の入浴剤で強いものは、ぬるま湯でもじんわりとカラダの芯から暖まります。
炭酸ガスの入浴剤の場合、泡に体を当てなくちゃいけないと思ってる人、多いじゃないですか?言っちゃいますけど、泡にあたっているだけでは効かないです(笑)。ぶつかった時の気持ち良さがあるだけですよ。
デサント社:
・・・私はとても間違った使い方をしていて、今日ちょっと腰痛いなと思った時に、当てていました・・・
石川:
気持ちいいと思ってやる分にはいいんですよ。患部に泡が当たったから効くかというと効かないですね、もう一回言いますけど(笑)。
炭酸ガスは、お湯に溶けると、末梢の血管に入り込んでくるんです。ある程度血管に入ってきて、CO2の濃度があがると、元の状態にもどそうという恒常性が働きCO2を「体外に出そう」という代謝機能が働きます。それで血の巡りがよくなるんですよ。
デサント社:
皮膚呼吸によって、CO2が入ってくるんですか?
石川:
皮膚呼吸はしないです(笑)。入ってくる、というのは、浸透圧の関係、水圧で入ってくるわけなんです。カラダにかかる圧によってお湯に溶け込んだ炭酸、いわゆるCO2が体内に入ってくるんですよ、これが。
食事で取り込んだ栄養とエネルギーを作る時に利用する酸素を血液で運んでいます。つまり、血流をいかに良くするのか、これが疲労回復のポイントです!
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この記事を書いた人
石川泰弘先生(お風呂博士)
株式会社バスクリンの販売管理部所属(広報責任者)。温泉入浴指導員、睡眠改善インストラクター。温泉や入浴、睡眠に関する講演は出演依頼が後を絶たない。「『ぷっ』すま」「教科書にのせたい!」等のTVや雑誌、ラジオにも多数出演。
著書: 「たった一晩で疲れをリセットする睡眠術」(日本文芸社)等
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