うつ、メンタル不調、生きにくさの原因と対策法を、脳科学的に説明しているのが、私が行っている心理療法の特徴です。
ここでの説明を何度も読んでいる方には、耳にタコですが、脳内の情動の発電装置である、扁桃体の慢性興奮により作り出され、扁桃体を鎮静化することができると、うつ、メンタル不調、生きにくさは改善されていくのです。
脳科学的な説明にあまり慣れていない人のために、今日は少し心理学的な説明をしてみましょう。
心理学的に言うと、うつ、メンタル不調、生きにくさの原因をたった一言で表現すると、
「依存心の強さ」から生み出される、となります。
わかりやすくするために2つの観点から説明しましょう。
1点目は、相手の顔色を気にするコミュニケーション、ということです。
あなたは、相手から何かを頼まれたときに、または相手に何かを頼むときに、また、相手になにかを断る時など、話している途中で、相手の顔色がちょっと曇ったりすると、どきっとするタイプですか?
または、周りの顔色を気にして、本当は言いたいことを言わずに適当に相手に合わせてしまうというようなことはありますか?
こういうのを、依存心が強い、というのです。
相手の反応に「依存」して、自分の発現や行動を決めるからです。
で、こういうことをするということは、つまり、不安や恐怖が強いということで、あるがままの自分を表現するというのではなく、相手主体の人生になってしまっているということです。
この心理状態が強すぎると、うつ、メンタル不調、生きにくさが生み出されてくるのです。
2点目は、お医者さんとの付き合い方に、それは特徴的に現れます。詳しくは後編で。
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■11/28発売のビジネス誌「プレジデント」に私が取材され、掲載されることになりました。
ご興味あったらご覧ください。
■このたび9/14に私のメンタル本が出版されました。
「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」 出版社・秀和システム
うつ状態に陥っていた私が復活できたセルフセラピー法をシンプルにして、皆さんでもできるテクニックを解説している本です。関心ある方はどうぞ。
この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。