Pocket
LINEで送る

pic02

「ワークライフバランス」の重要性が叫ばれ今日この頃、なるべく残業を減らす会社が増えていますね。「えっ、ワークライフバランスって何?」という人のために、ちょっと補足説明。

「ワークライフバランス」とは、「仕事と生活の調和」のことで、「一人ひとりが、やりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、多様な生き方が選択・実現できる」ことを指すそうです。(Wikipediaを参照)

少し例を挙げると、伊藤忠商事株式会社の「朝方勤務」は有名ですね。20時以降は、原則、残業禁止、その代わり、朝8時前に仕事を開始する社員には、朝食を無料で提供する、というとてもユニークな制度を導入されています。

では、ここで質問です。「ノー残業デー」って、何曜日がいいのでしょうか?

疲れやストレスが溜まりそうな日に「ノー残業デー」が設定されていると、とても科学的で、社員のパフォーマンスを向上するのにもいいですよね。色々な調査結果によると、この「ノー残業デー」、週の中日である水曜日がとても多いみたい。

そこで、COCOLOLOユーザーのデータから、この「水曜日=ノー残業デー」が正しいかを検証してみました!!方法は簡単。平日の各曜日で、ストレス・リラックス度がどう違うかを直近1ヶ月で比較してみました!

結果、

pic02

・性別:男性、女性
・年齢:30代〜50代
・期間:2015/12/20〜2016/1/28 ※祝日と12/29,12/30.12/31,1/1は除外
・地域:三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、岐阜、三重、大阪、兵庫、京都、奈良)
・人数:約4万人
むむ、ストレス・リラックス度は、なんと水曜日が一番低いという結果に・・・

これは、もしや、既に「水曜日=ノー残業デー」が浸透しており、その効果がバッチリ出ているのかも!?

ちなみに、上述の伊藤忠商事株式会社の人事・総務部の方が、インタビューでとても興味深いことをおっしゃっています。

“実は「ノー残業デー」など、以前から残業削減のためのキャンペーンは行っていました。しかし、当日はノー残業だとしても、その前後の日は残業が増えてしまうことになり、結果的にあまり効果はありませんでした。(参照:日本の人事部 詳細はこちら

このコメントを裏づけるかのような結果が、COCOLOLOのデータから出ているのです! もう一度、グラフを見てください。

pic02

「ノー残業デー」である水曜日の前後の火曜日、木曜日のストレス度が高い!!

これは、あまりヨロシクナイことかもしれませんねぇ・・・。

ちなみに、金曜日は、水曜日に次いで、ストレスが低いようです。これは何となく実感できる気がしますね。

ということで、COCOLOLOユーザーの皆さんのデータから検証すると、日本の会社の「水曜日=ノー残業デー」は、ストレスを緩和するという意味では、とても有効に機能している可能性がありますが、前後の曜日でそのしわ寄せが来ている可能性あり、ですね!(ざっくり結論ですが・・・・)

この記事を書いた人

name
COCOLOLO

スマホのカメラのレンズ部分に約30秒指先を当てることにより、皮ふの色変化から心拍のゆらぎを測定して、ストレスや心の状態を『見える化』してくれるアプリです。さらに測定結果は自動でカレンダーにチェックされるので後で自分の心の状態を振り返ることができます。