「冷え」といえば女性と思われていますが、最近は男性の冷えに対する訴えが多くなってきました。
「冷え」の原因は、喫煙・運動不足・薄着・冷たいものの取り過ぎ・ストレス・強い冷房などがありますが、男性の「冷え」の原因はストレスと喫煙のようです。
なぜストレスが「冷え」の原因になるのでしょうか?
それは高ストレスにより自律神経のバランスが乱れるからです。交感神経が優位になると血管が収縮し、血液が末端まで流れにくくなります。十分な血液が届けられなくなるので自律神経の乱れによる「冷え」は心身全般に影響があるのですね。
オフィスで簡単にできる対応として、合間の軽いストレッチ、深呼吸、階段の昇り降りなどで交感神経の昂りを抑え、リラックスしましょう。
手足は冷えているのに、頭や上半身がほてる「冷えのぼせ」に悩んでいる人も多いです。
「冷えのぼせ」は全身が冷えているわけではありません。足湯すると全身がポカポカしてきた経験のある方は多いと思います。入浴はシャワーで済ませがちな男性、湯船につかるようにしましょう。
半身浴が流行っていますが長時間湯船につかるより、足を加熱するほうが効果あるようです。まずは足を温めてみましょう。
最近は湯たんぽも人気があるようです。
公務員のIさん、「僕は毎日湯たんぽを使っています。寝具に入れておくじんわり温かく、とても気持ちよく睡眠することができます、肌も乾燥しなくていいですよ。」
さすが、美容にも気を使う男子です。
湯たんぽはじんわり体を温めてくれます。末端だけでなくお腹や腰など体幹を温めることで温かい血液を全身に送ることができます。
これからの季節はどうしても冷たい飲み物が取りたくなりますが、飲み過ぎは内臓を冷やしてしまいます。一日中冷房の効いたオフィスにいると身体の芯が冷えてしまいます。緑茶やジンジャーティなど、ホットで飲むように心がけ、冷え対策を万全にして自律神経を整えましょう。
食べものは鶏肉・納豆・卵などタンパク質を積極的に取るようにしましょう。
この記事を書いた人
働く人の心の保健室 ココロ先生(産業カウンセラー)
社会の変動に伴って「職場」は多様化・変動化しています。イキイキ働ける職場を目指して、「COCOLOLO」を活用したカウンセラー、職場にマッチした効果的な研修を提供しています。