うつ、メンタル不調に陥る方のパーソナリティのタイプは4つあるのですが、最も多い、タイプと2番目に多いタイプの2つで約80%を占めます。うつ、メンタル不調ではなくても生きにくさを抱えている人も同じです。
今日は2つのタイプについて解説してみます。
1つ目。 本音を言えず、察しを求めるタイプ。伝統的日本人タイプ。
相手の顔色を気にして、自分の気持ち感情を率直に言うことが苦手で、相手に察しを求めるタイプです。このタイプのが実は一番多くいます。
’80年代までは、これでうまくいっていました。
というのは、’80年代までの日本は、察してくれる人がたくさんいたからです。
ある意味、のどかでどこかおせっかいで、優しい日本人が多かったのです。
私が新入社員で会社に入った1982年の時などは、私がちょっと困った顔をしていたら、
「どうした? なんかあったか? 飲みに行くか?」
などと、すぐに察してくれてフォローが入ったのです。だから、「言わなくても、察してくれた」ので、言う必要はなかったし、察してくれるのを待っていればよかったのです。
でも、今は察してくれる人はいないのです。価値観はバラバラだし、そこまでほかの人の気持ちを組んでくれるような人は、特に企業の中にはいません。余裕がないと言えばないのです。
だから、本音を言わずに察しを求め津気持ちが強い人は、不安になりやすく、自分に自信が持て持てにくいので、うつ、メンタル不調になりやすいし、率直に自分の気持ち、考えを表現することが大事なのです。これができると、うつ、メンタルは解決するのです。
2つ目は何か?後編は明日です!
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この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。