私は今まで、非常にたくさんのカウンセリング、セラピー、コーチングなどを勉強してきました。
これらは大まかに分類すると、2つに分けられるのではないかと思います。ひとつめは、過去を変えることで今を変えようとするもの。
過去のトラウマを癒したり、親子関係を癒したり、バーストラウマ(出産時トラウマ)を癒したり、胎内期の問題を癒したり、前世の問題を解決したり等の手法があると思います。私はそれも体験してきました。
どれもがそれなりに、私の今の不安や怖さを解決するのに効果がありました。
一方、未来を変えることで今を変えようとするものもあります。
これは未来の目標設定するとか、成功哲学、コーチングなどもそうかもしれません。
どれもがそれなりに効果がありました。
皆さんも、どちらか、または双方をやることで今の自分の、うつ、メンタル不調が緩和するならば、それはそれでよいと思います。
もし私のように、この2つをやってもどうも今一つだったという方には、「今」を変えることで、すべてを変える方法をお勧めします。
過去も未来も「今の感じ方」に左右されています。実は、過去は今の感じ方を変えてしまうと、「過去は変わる」のです。
どんなにつらい過去があったとしても、今の感じ方を変えると、過去に対する感じ方が変わるのです。「そんなこともあったな」と。
また、いまの感じ方を変えると、未来に対する感じ方も変わるのです。
いくら「大きな夢を持て!」と言っても、今、不安が強い人だと、大きな目標に対して、「無理なんじゃないか」と言う不安が出てくるのです。
今の感じ方を変えると、未来が変わる、のですね。
今の感じ方は、あなたの扁桃体の感受性が決めているのです。
扁桃体が過敏すぎる人は、不安や恐怖が強いので、過去の出来事をいつまでもくよくよ考えるし、未来に対しても不安や心配が強くなる。
扁桃体の感受性を安定化させると、過去が変わり、未来が変わるので、あなたのうつ、メンタル不調は消えていくのです。
イメージを活用した心理療法を実践して、某上場企業では、初回うつ休職者の再休職率が3年半0%という結果に貢献したのです。そしてこの企業の産業医は論文発表しています。
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この記事を書いた人
日本メンタル再生研究所所長 山本潤一(脳科学心理セラピスト)
顧問・宗像恒次博士(筑波大学名誉教授)が開発した心理療法で、某上場企業では3年半、初回うつ休職者再発率0%に貢献。「脳科学心理セラピー」により、うつ・メンタル不調者への短期間での改善支援、復職支援、再発防止支援、などのサービスを行う。