度量の広がりと仕事・人生の広がりを持つ
次に、私は以前サラリーマンをしていました。
当時は中間管理職をしていて、部下が十数名いまいた。
部下の一人がミスをしました。
しかし、その部下は私にすぐに報告をしませんでした。
私は部下のミスを担当営業から聞き愕然としたのを今でもよく覚えています。
その彼はミスの報告を私にしなければいけないことをよくわかっていたはずです。
しかし、それができない。
それは、彼だけの問題ではなく、報告しづらいような私の雰囲気にも大きな問題があったのでしょう。
それは、私自身の寛容さが足りないということでした。
寛容さ上司として話しやすさや報告のしやすさがないと部下はのびのびと仕事ができないとその時改めて気づかされました。
ミスの報告をその後、彼から聞き彼は泣いていました。
そして、私は彼には悪い報告ほど早く上司に伝えなさいと伝えました。
サラリーマン時代、私が心がけていた事の一つでした。
私たちは自分のミス・失敗を隠したがります。
どうやら私たち人間はそのようにできているようです。
しかし、ミス・失敗はいろいろな示唆を私たちに与えてくれます。
広く寛容の精神でそれを受け入れるさらけ出した方が人間は成長するのだと思います。
今思えば、その頃マインドフルネスの知識を知って職場でも実践していれば全体として働きやすい職場ができたのかもしれません。
寛容という事でもう一つお伝えできるとすれば、余裕を持つという事も大切な要素になると思います。
忙しく過ごしていても少し自分自身のスペースを持っておく事がとても大切でしょう。
寛容と一口に言っても自分自身が整っていなければ寛容になるのは難しいものです。
是非、まず自分自身を整え、そして、寛容さを大切にしながらそれぞれの場所で広がりのある生活をしていきましょう。
googleやゴールドマン・サックスなどの一流企業が続々導入し、アメリカでは一般市民レベルで大きな飛躍を見せている「マインドフルネス」。
一過性のブームではなく、現代人老若男女問わず必要とされるものとして認知されています。
科学的にもその効果が証明されており、ますます今後広がっていくと考えられます。
ヨガプラスはマインドフルムーブメントにフォーカスしたクラスを行うヨガ専門スタジオです。
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<ライター>
長谷川 洋介
医療法人和楽会 ヨーガ講師。東京マインドフルネスセンターにて指導。
法政大学卒業。2006年ヨーガを始める。「マインドフルネスは今を大切に生ききることです。そして、マインドフルネスは生活の中で実践していくことがとても重要です。センターではヨーガやメディテーション等を通じ今に意識を向け、いろいろな気づきを得る練習をします。マインドフルネスを皆さんと一緒に実践し心と体を調えていきましょう。」
(社)ヨーガ療法学会 ヨーガ講師養成講座修了
東洋鍼灸専門学校卒業
鍼灸師(国家資格)
あんまマッサージ指圧師(国家資格)
ジョン・カバットジン博士「MBSRワークショップ」修了
介護予防運動指導員
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