夏がもうそこまでやってきましたねー。
カップルで眠る場合は、体感温度が違うことが多いので困りもの。「帰宅したらクーラーの温度を20℃にしていて震えた」という話を聞きます。 寝苦しい夏を前に対策をしたい!という方も多いはず。
別室で眠る!というのが一番の解決方法なのですが、これはちょいとさみしい&クールな案なので別の方法をお伝えします。
効率的に部屋を冷やすためのコツ
1、寝室に温湿度計を常備
夏場の睡眠に最適な温湿度は、「26~28℃」、「湿度40%~50%」と言われています。冷やしすぎると血管が収縮し、身体に負担がかかります。疲れが溜まり、夏風邪をひきやすいので温度の下げすぎには注意が必要です。
2、部屋全体の湿気を取り除く
部屋の温度を効率的に冷やすためには、まずは、窓を開けてクローゼットなどの湿気がこもりやすい場所の扉を開けましょう。除湿器も上手に使ってじめじめを取り除きましょう。
3、扇風機で空気の流れを作る
扇風機やサーキュレーターは、壁に向かって置くことで、壁から部屋全体に空気が流れて涼しくなります。
4、寝具はリネン生地がおすすめ
暑がりさんには通気性の高い接触冷感のベッドパッドがおすすめです。通気性が悪い商品はとじめじめの原因になるので気をつけて。また、身体に汗が張りつかないリネン(麻)のシーツや枕カバー・パジャマで清涼感をアップさせましょう。リネンは肌にあたってもガサガサせずに着心地もなめらかです。
また、涼しげな色の壁紙、シーツなどを使うと暑さが和らぐでしょう。
5、ペパーミントのアロマで体感温度を下げる
東京大学生産技術研究所の研究によると、空調温度が28度のオフィスで仕事をする人が、天然のペパーミントの精油の香りを漂わせなかった場合は11%が不快感を感じたが、漂わせたところ不快感を感じた人は4%だったそうです。
また、起床1時間前にタイマーでエアコンを停止させると室温、体温が上昇して自然と目がさめやすくなるそうです。
夏場は、睡眠の質が最も低下すると言われています。寒がりさん・暑がりさんカップルは、ケンカにならないように事前に準備しましょう!
この記事を書いた人
塚島 早紀子(つかしま さきこ)
快眠プランナー、上級睡眠健康指導士。楽しい睡眠をテーマにした「pleasantsleep.jp」を開設。執筆、講演、メディア出演などを通じで楽しく取り入れられる快眠レシピを発信中。